【夏休みイベント情報】国立科学博物館で機械の日の
7日に「2011あつまれ みらいのエンジニア!!」を開催
8月07日は機械の日のということで、今週は機械週間。その記念行事として7日に東京上野の国立科学博物館で開催されるのが、「2011あつまれ みらいのエンジニア!!」だ。理工学系の大学生・大学院生が、小中学生を対象にロボットや航空宇宙について模型や実演を交えながら公演してくれるという内容だ。要予約の講演があり、4つの講演の内のひとつはすでに満員となっているので、急いで興味を持ちそうなお子さんに紹介して予約をしよう。
講演1は、“戦うロボットを操縦したりロボットのしくみをわかっちゃおう!”ということで、芝浦工業大学長谷川研究室による「ロボット創り、夢をかたちにに」だ。13時から13時30分までを予定しており、同博物館の地球館2階特別会議室(会場2)で行われる。ROBO-ONEへの参加などで、関東のロボットビルダーなどには知られた芝浦工業大学のロボットサークル「SRDC」の部内で製作している4種類のロボットを用意し、デモンストレーションを行いながら紹介。なお、操縦が比較的簡単な「ミニかわさきロボット」は、体験操縦スペースを設けて実際に操縦できるようになっている。そのほか、かわさきロボット「BAEL」、マイクロマウス「spaghetti」、ライントレーサ「クヴェル」などが用意される予定だ。なお、要予約だ。
講演2は、ロボットとは関係ないのだが、“不思議なゆれ方やおもしろいゆれ方をたいけんできる じっけんそうちをつくろう!”ということで、埼玉大学大学院理工学研究科渡邉研究室による「振動現象を見る」。時間は14時から14時30分で、場所は講演1と同じ会場2。不思議な物が多いという振動現象のうち、うなり現象が生じる装置を実際に作成して現象を見るというないようだ。作った装置は持って帰ることが可能となっている。こちらも要予約だ。
講演3は、“お月さまを探検するロボットのお話を聞いてみよう!”ということで、東海大学航空宇宙学専攻角田研究室およびウルトラライトスペースシステムプロジェクト(LSSP)による「進め!風船ロボットで月の秘密を探る -インフレータブル式の探査用ロボットによる月面の縦穴探査-」。15時から15時30分の開催で、同博物館地球館2階のディスカバリーポケット(会場1)で行われる。内容は、ロケットに搭載する探査用ロボットはコンパクトかつ軽量さを求められており、そこで同研究室がJAXA宇宙科学研究所と一緒に研究しているのが、「インフレータブル構造」という宇宙に行ってから風船のようにガスで膨らませる車輪を採用した、超軽量・高収納な探査用ロボット。エアバッグのような衝撃吸収性を兼ね備え、着地時や探査中に落下した際に探査用ロボット本体が故障しないようにも研究中だ。そんな「風船ロボット」と、月面探査の話が行われる予定だ。こちらは予約はなし。
そして、講演4は満員になってしまったのだが、“自分で歩くロボットを作ってみよう”という日本工業大学増本研究室による「手作りの2足歩行ロボット」だ。16時から16時30分までで、会場2で行われる。身の回りにあるものを利用して、坂道を二足歩行して降りていく受動歩行ロボットをひとり1個作るという内容だ。
イベント自体は無料だが、入館料は必要で、高校生以下は無料、一般・大学生は600円(65歳以上は無料)となっている。なお、科学博物館では、8月半ばにもロボット系イベントが「2011夏休みサイエンススクエア」内であるので、そちらもチェックしておこう(記事はこちら)。