TOP >  最新ニュース >  先週のニュース >  ニュース記事2011年08月03日-c

【夏休みイベント情報】奈良県田原本町で地域の伝承話を
ロボットにプログラミングする「語り部ロボット」教室

特定非営利活動法人Layer Boxが奈良県磯城郡田原本町で開催する、ロボットを使った夏の体験学習教室「語り部ロボット」。地域のお年寄りから口伝や伝承などを聴き、ロボットにプログラミングをして話させるいう内容で、5日(金)、20日(土)、21日(日)、27日(土)と最大で4日(21日・20日はどちらかでもOK)に及ぶ本格的な体験教室となっている。参加費無料で、先着20名まで。対象は小4~中3までとなっている。会場は田原本青垣生涯学習センターや田原本町イベント広場コミュニティホール、そして田原本町内など。

主催のLayer Boxは、伝承を残すことについてのセミナーを開催したり、地域の人たちを訪ねて取材してその話や資料を基に映像コンテンツを制作して配信しているNPO組織。今回は、そうした人々の口から口へと伝えられてきた伝承を取材するという体験を子どもたちにしてもらうと同時に、チームを結成して作業することでプロジェクトマネジメントについて学び、またプレゼンテーションを行い、そしてロボットへのプログラミングの知識や技術を学ぶ機会として企画されている。

初日の5日(金)はオリエンテーションとして、まず田原本青垣生涯学習センターで「物語について」、「地元から学ぼう」、「プロジェクトで作業するということ」、「ロボット紹介」を拝聴。その後、チーム編成を行った後、チームごとに田原本町内に移動して現地取材。そして宿題として、各自および各チームで物語を作り、20日(土)に田原本青垣生涯学習センターに集まって物語の編集作業とプログラミングの準備を実施。21日は会場を田原本町イベント広場コミュニティホールに変えて前日と同じ作業の続きを行う(前述したように、この両日はどちらか1日の参加でもOK)。そして最終日の27日(土)は、田原本青垣生涯学習センターで実際に各チームでロボットにプログラミングを行い、発表会(コンテスト)を行う流れとなっている。

伝承とロボットという、歴史と最先端という真逆に位置するかに見える存在だが、こうして見事にリンクさせることも可能で、ロボットの使い方のいい一例といえる今回の体験教室。ぜひ通える方は、お子さんを参加させてみてはいかがだろうか。

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