【ROBOTECH2011】杉浦機械設計事務所の新作は
アパレルモデルロボット「腕付トルソ君」
二足歩行ホビーロボットキット「TINYWAVE」や、ROBO-ONEなどで活躍する「DYNAMIZER」の開発で知られる有限会社杉浦機械設計事務所は、ROBOTECH2011にアパレルモデルロボット「腕付トルソ君」を出展した。中でも今回展示したロボットは女性用9号サイズタイプで、「Hina」の愛称を持つ。
腕付トルソ君は、これまでの格闘ロボットなどの開発で培われた技術を投入して製作されているのが特徴。ポーズ付けが誰でも簡単に習得できるユーザーインターフェースを搭載しているほか、ポーズとポーズの間の変化を滑らかに時間をかけて遷移できる「DYNAMAIZER SLOW MOTION テクノロジー」が搭載されている。そのほか、ポーズをメールでやり取りが可能な同社オリジナル技術「DYNAMIZER SMART MOTION テクノロジー」も搭載。
また電源に関しては、屋内では家庭用のACコンセントで動作させられる一方で、屋外では大容量リチウムポリマーバッテリーによる完全ワイヤレスを再現する「DYNAMIZER WIRELESS テクノロジー」を搭載。Bluetoothによるワイヤレスプログラムと、スマートフォンによる遠隔操作環境も備えている。
TARGET="_blank"としては、デパートやブティックなどのアパレル関連への展開の他、ファッションショーやテレビ通販、タレント出演、映画やドラマなどへのエンタテイメント展開、科学館への常設展示、アートとの融合なども考えているという。さらに、各種センサに対応可能であることから、人間とのインタラクションや、高精細マスタスレーブ技術によるテレイグジスタンスなどの研究用途として大学や研究機関などへの販売なども検討しているという。