TOP >  最新ニュース >  先週のニュース >  ニュース記事2011年07月14日-a

ヴイストンの新製品は台車型ロボットプラットフォーム
3機種の中で安価な二輪駆動モデルは「メガローバー」

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ヴイストン株式会社は12日に新製品台車型ロボットプラットフォーム3機種を発表。翌13日から東京ビッグサイトでスタートした展示会「第2回次世代ロボット製造技術展ROBOTECH」で、一般に披露した。まずは、最も安価な二輪駆動モデルの「メガローバー」から紹介。3機種とも、以前に発表されたヴイストン製ロボットの中では最高級機となる研究開発用途の「Robovie-R ver.3」の台車として使用することも可能だ。

メガローバーはアルミフレーム製で、軽量でいて高剛性な点が特徴。可搬重量は約40kgとなっている。最高速度は秒速415mm/s=時速約1.5km/hだ。CPUボードには、同社のものづくりや学習向けの車両型ロボットキット「ビュートローバーARM」で使用されているARMコア搭載マイコン「LPC1343」(NXPセミコンダクターズジャパン)搭載の「VS-WRC103LV」を採用。これにより、PCからの開発キット「VS-WRC103LV SDK」を利用して制御することが可能だ。また、NXPセミコンダクターズジャパンが無償配布している開発ツール「LPCXpresso」を用いればC言語によるプログラミングもできるようになっている。

モータはDCブラシモータ120Wを2個採用。バッテリは12Vシール鉛336Wh。回転検出にはエンコーダを用いている。インターフェースはUSB HIDもしくはUSBシリアルとなっている。充電器と無線操縦セットも付属だ。そのほかオプションとして、バンパーセンサ、レーザーレンジファインダ、ノートPC、安定化電源などがある。

価格は30万1500円(税込)。全長42cm×全幅33cm×全高17cm、タイヤ直径150mm。購入は同社Webサイト、同社ロボットセンター東京秋葉原店および福岡ロボスクエア店にて。受注生産品となっている。

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