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TOP >  学術・教育 >  教育 >  記事2010年12月17日-a

ヴイストン年末の新製品はARMコア搭載機
車両型ロボット「ビュートローバーARM」を発売

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ヴイストン株式会社のものづくり・プログラミング教材向けの車両型ロボット「ビュートローバー」に新製品、「ビュートローバーARM」が追加された。ARM製の「Cortex M3」コア搭載の32ビットマイコン、NXPセミコンダクターズジャパン株式会社製マイコン「LPC1343」をCPUボードに搭載しているのが大きな特徴だ。既に出荷は開始されており、価格は6300円(税込)。既にヴイストン直営店のロボットセンター東京秋葉原店には入荷しており、購入が可能だ。

また、7月から発売がスタートした、ルネサス エレクトロニクス株式会社(旧・株式会社ルネサステクノロジ)製16ビットマイコン「H8/36064G」を搭載した従来製品は、ARM版と区別しやすくするために「ビュートローバーH8」と名称を変えて、引き続き販売される。ビュートローバー本体の特徴は、ARM版もH8版も同じなので、H8版を紹介したこちらの記事も併せてご覧いただきたい。

今回、ARM版がラインナップに加えられた理由は、ARM製マイコンが、今日、世界中で数多くの機器に採用されており、今後は、日本国内でも普及が進むと予想されるということが大きい。ARM製マイコンの知識や技術を獲得できれば、世界を相手にビジネスができるというわけだ。

ビュートローバーのARMマイコン搭載CPUボードは「VS-WRC103LV」と呼ばれ、ボードのカラーリングがH8版の「VS-WRC003LV」の青に対して赤になっている。機能自体はVS-WRC003LVとほぼ同じ作りになっており、LED、モータ出力、センサ入力機能を装備し、単三乾電池2本で駆動する形だ。PCとの接続は、CPUボードをUSBポートに接続するだけでよく、特にドライバをインストールする必要などはいらない設計だ。I/O拡張ボードやロータリーエンコーダ拡張セットなどのオプションパーツも利用可能だ。

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プログラミングは、H8版同様に2通りで行なえる。入門者・初級者向けなのが製品に付属している専用ソフト「ビュートビルダー2」(最新版をヴイストンホームページからダウンロード可能)だ。PC画面上でブロックを配置してフローチャート式に作っていける、ビジュアルライクなアルゴリズム作成ツールである(画像はこちら)。スペックは以下の通りだ。

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