【8月の競技会系イベント情報】独自エンタメ路線を目指す
イベント「ROBOT JAPAN」、第2回「2nd」が21日に開催
魚市場で世界的にも名高い東京・築地にある本願寺。その付属施設であるブディストホールを運営する株式会社マゼルジャパンが、今年からスタートしたエンターテイメント性重視の有料ロボットイベント「ROBOT JAPAN」。1月にプレ興行の「ZERO」が開催され、4月に本興行第1回の「1st」を実施。以後は年2回ペースで実施していくということで、第2回の「2nd」が8月21日(日)に開催される。いくつかの競技や催し物が行われ、最初はロボットバトルの予選で11時から。メインイベントは14時からとなる。なお、同大会は有料となっており、予選のみの入場は500円、メインイベントのみは1200円、1日通し券は1500円となっている。また、チケットも予約中だ。
行われる競技や催し物は、「2足歩行ロボット格闘技部門」(RJフライ級=2kg以下、RJバンタム級=3kg以下の2クラス)、「ロボットダンス部門」、「「ロボット一発ゲイ部門」の3部門4種類。ロボットバトルは、2クラスそれぞれトーナメントを組んで行われる。3分1ラウンド3ノックダウン制のスタンダードなルールで、スリップダウンカウントはなし。足裏などの規定はロボットバトル道に反しない形で製作者一任、となっている。計量は当日行われ、ステージは3600mm×1800mmと、横長の広いステージとなっている。そのほか、出し物として1stの時は落語や日本舞踊などもロボットによって披露された。
ロボットダンス部門は、2分程度のダンスをロボットに踊らせるという内容で、操縦、自律は問わない。ただし、3名の審査員によって採点される仕組みであることから、もし同じレベルのダンスであれば、メカやシステムなどが技術的に高い難易度方が評価されるのは当然といえよう。そしてロボット一発芸部門は、観覧者を驚かしたり笑わせたりするような、ロボットの一発芸を披露する内容。過去のイベントでは、トランスフォーマー並みに変形する機体や、自律機能でペットボトルを倒したりといった技術が披露されている。1stではダンス同様に審査員が採点を行って順位付けをしたが、今回に関しては、現時点で審査方法は未定。なお、ステージは両部門ともロボットバトルと同じだ。
なお、早くも名物となりつつあるのが、各部門で上位3選手に渡される賞品。過去にはブディストホールらしいお線香を筆頭に、ヘチマのあかすり、バナナ一房などもらって嬉しいんだか嬉しくないんだか微妙なものが渡されている。残念ながら今回は夏場であるため、生ものは厳しそうだが、ROBOT JAPANならではの脱力系の賞品を期待したい。また審査員=ゲストだが、過去には詩人の谷川俊太郎氏、ホビーロボットバトルのバイブルコミック「プラレス3四郎」の作者・神矢みのる氏らが登場。その点でも、プロデューサーであるマゼル・ジャパン社長のこぐまかずみ氏の辣腕ぶりが期待されている。今回も、あっと驚くスペシャルゲストを待とう。