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TOP >  メディア >  アニメ >  記事2010年10月01日-a

TVアニメ版「アイアンマン」世界初放送!
量産型も登場、アニマックスで本日10月01日から

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この6月には第2弾も劇場公開された、マーベルコミックス原作のパワードスーツが活躍する「アイアンマン」。そのTVアニメ版が日本オリジナルで製作され、本日10月01日より世界初放送される。チャンネルは、CS放送のアニマックスだ。第1話「アイアンマン、来日」は22時からで、放映時間は30分で、全12話。各話初回放送は毎週金曜日22時からで、リピート放送1回目が金曜日27時(土曜日03時)、2回目が土曜日20時30分、3回目が月曜日14時となっている。制作は、マッドハウスが担当。監督は「逆境無頼カイジ」の佐藤雄三氏が担当し、アイアンマンである主人公トニー・スタークの声は藤原啓治氏が務める。

主人公は前述したように、原作や映画と同じトニー・スターク。祖父、父から引き継いだ巨大軍需産業スターク・インダストリーズのCEOで、物理学者であり、エンジニアであり、そして天才発明家でもある。そんな多才な彼が、海外での兵器売り込みの際にテロリストに襲撃されてしまうところは、映画第1作と同じシチュエーションだ。爆発物の破片が心臓近くに突き刺さり、深い傷を負った彼は、テロリストに囚われてしまう。しかし、余命数日の彼はテロリストの要求を呑んだふりをして、心臓のペースメーカーの役割も果たす動力源「アークリアクター」(アイアンマンの世界の架空の無公害動力源)を開発し、さらにはそれを動力源とするパワードスーツ「アイアンマン」を作り出し、脱出に成功する。その経験が彼を変え、世界平和のために今後はアイアンマン技術を活用することを違うのであった。

そして、ここからが本作オリジナルの展開となる。世界平和プロジェクトの一環として、日本の科学研究所「Lab23」が所有する技術が必要ということで、来日を果たすのだ(来日中の本社は秘書のペッパー・ポッツが切り盛りすることに)。その技術を用いることで、世界初の燃料を必要としない新型の「アークステーション」の建設が可能となるのである。アークステーションは、Lab23の技術を利用して改良されたアークリアクターの大型施設版だ。ちなみに、ポスター画像のアイアンマンの背後右にいる女性が、Lab23の主任研究員の田中知佳博士。スタークのプロジェクトに全面協力すると同時に、日本文化や日本人の心をイマイチ理解できずに困惑しているスタークの教育的存在としても活躍する模様だ。

スタークは、このプロジェクトのために、アイアンマンの引退し、アイアンマンとしての責務を量産型の「アイアンマンDio」に担当させることを発表する。しかし、ことはそう簡単に運ばなかった。アイアンマンDioの披露式典で、突然謎の組織「ゾディアック」の戦闘メカが襲撃をかけてきたのだ。ゾディアックの目的とははたして? なお、アイアンマンDioだが、番組宣伝の映像からすると、アイアンマンと空中で格闘戦を展開しているシーンがあり、敵側に渡ってしまう可能性も予想される(デモンストレーションの可能性もある)。

前述した田中博士やアイアンマンDioのほかにも、当然舞台は日本なので、TV版オリジナルのキャラクターも複数名登場する。ペッパー・ポッツ(本社居残りなので、来日はしなさそう)、田中博士と並んで3人目のヒロインとなるのが、二流雑誌「トウキョウジャーナル」の若手女性記者の太田七海。やる気先行で空回りすることが多いが、スターク来日時に突撃取材を敢行して仲良くなり、以後はスクープ記事を得るようになるという。また、元自衛隊統合幕僚長で、日本がアメリカの属国と揶揄される現状からの脱却を使命としている黒田防衛大臣も重要な人物の模様。決して高圧的ではなく、礼儀正しい人物ということだ。そのほか、トウキョウジャーナルで七海の相棒である食いしん坊なカメラマンの増田イチロー、七海と増田の上司である野村デスクなども登場する。

キャラクターデザインを担当するのはアニメ「CLAYMORE」を手がけた梅原隆弘氏だが、ご覧の通り、かなり日本風ではない感じに仕上がっている。佐藤監督によれば、色使いも日本のものは淡い感じでまとめるのが一般的だが、それとは一線を画す形でまとめているそうで、また原作のマーベルコミックの劇画タッチも取り入れているという。また、この「アイアンマン」を皮切りに、アニマックスでは1年間、1クールずつマーベル作品を4タイトル放映の予定だが、そのどれもが同一の世界観の中での話なので、別の作品にゲストキャラとして出てくる可能性もあるそうだ。ちなみに、残りの3作品は「ウルヴァリン」、「X-MEN」、「ブレード」というラインナップとなっている。

アニマックスの公式サイト内のアイアンマンのサイトでは、現在、主演の藤原啓治氏や佐藤監督、ダンテ・カーヴァー氏らが解説やビデオメッセージを寄せているので、そちらもご覧いただきたい。

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