6万人の乗員はどこへ? 人類は何をしたのか?
SFスリラー「パンドラム」本日よりロードショー
「バイオハザード」シリーズの監督などで知られるポール・W・S・アンダーソンが製作を担当したSFスリラー映画「パンドラム」(配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント、上映時間1時間47分)。本日、10月01日より新宿武蔵野館ほかで全国順次ロードショーがスタートした。
ストーリーは、西暦2174年、22世紀も4分の3が過ぎた時代を舞台に進んでいく。この時代、地球は滅亡寸前となっており、限られた資源の争奪戦が頂点に達しようとしていた。このままでは人類が滅亡するのは確実なため、太陽系外で発見された地球と同等の環境を持つ惑星タニスへの移住を試みる。6万人の人間が選ばれて冷凍睡眠に就き、2000万種の生物のサンプルとともに宇宙船エリジウムで旅立っていった。人類滅亡を回避するための最後の希望の光と思われたが……。
しかし、閉所恐怖症を持つペイトン中尉(デニス・クエイド)と、メカニックエンジニア担当のバウアー伍長(ベン・フォスター)が冷凍睡眠から目を冷ますと、誰もいない宇宙船に乗船していることが発覚する。エリジウムに6万人の人間と共に乗り込んだはずだったが、なぜ自分たちだけなのかがわからない。しかも、ふたりはなぜここにいるのかだけでなく、自分たちが何者なのかの記憶すらまったくない状態だった。船内を捜索していく内に、ひとりふたりと人間が現れ、やがて事実が明らかになっていくが、人以外にも恐ろしい“何か”が存在していることにも気がついていく。宇宙飛行士がかかるというパンドラム症とは何なのか? 人類は絶滅を防ぐために何をしたのか? 宇宙船という閉鎖空間で、徐々に登場人物たちが狂気にむしばまれていく。はたして、人類は生き延びることができるのか?