サブカテゴリアイコン-メディア記事一覧 サブカテゴリアイコン-映画記事一覧 サブカテゴリアイコン-アニメ・特撮記事一覧 サブカテゴリアイコン-そのほか記事一覧

TOP >  メディア >  映画 >  記事2010年06月11日-a

新スーツに新キャラクターに新たな強敵たち!
映画「アイアンマン2」魅力倍増で本日6.11公開開始

画像

パワードスーツが活躍するアクション映画の第2弾「アイアンマン2」(配給:パラマウントピクチャーズジャパン、監督・制作総指揮:ジョン・ファヴロー、上映時間2時間4分)が、本日6月11日よりTOHOシネマズ スカラ座ほかで全国ロードショーだ。巨大企業のCEO(最高経営責任者)で、物理学者で、エンジニアで、天才発明家で、なおかつ女好きで、凝り性で、情にもろいというトニー・スターク(ロバート・ダウニーJr)=アイアンマンが、再びスクリーンに戻ってきた。2008年に公開された前作は全世界で5億8500万ドル(600億円)以上のメガヒットを記録し、本作も5月07日の全米公開時に週末だけで1億2812万ドルをマーク。「アバター」や「アリス・イン・ワンダーランド」を上回る本年度最高オープニング新記録を樹立した。そのほか海外53ヵ国で初登場第1位を記録し、抜群の人気を見せている。

今回のアイアンマン・スーツだが、もちろん新型が複数登場する。まず、前作のラストでの死闘で破損してしまった「マーク3」に代わり、より戦闘的に改良したのが「マーク4」。デザイン的には、肩や腕、脚部が変更され、若干スリムになって流線型のイメージが強くなり、またハイテク感があるようになった。「マーク5」は完全な新型で、実は携帯用。持ち運びの利便性を追求してスーツケースから変形してパワードスーツとなるのだ。ほかの機体の金色の部分が銀色になっているという、カラーリングの点でも特徴のあるデザインとなっている。もちろん、その変形・装着シーンは本作の見所のひとつだ。そして「マーク6」は、終盤に活躍する最新型。基本はマーク4だが、胸のアークリアクターの形状が円形から逆三角形になっており、そこが大きな違い。なぜ円形から逆三角形になるのかは、ストーリーの重要な部分にも関わってくるので、刮目してみていただきたい。

画像04

さらに、今回はアイアンマン以外にもパワードスーツが登場する。スタークの親友で米空軍中佐のジェームズ・ローディ(テレンス・ハワードからドン・チードルに交代)が着用する「ウォーマシーン」だ。前作でスタークがアメリカに生還してから自宅の設備を使用して初めて作った全身銀色「アイアンマン マーク2」を、米軍(ローディ)が没収。それを、今回の敵のひとりであるスタークの元ライバルの武器商人ジャスティン・ハマーが大改造を行う。米軍は軍事利用を前提としており、全身にさまざまな武器を装着。右肩のガトリングガンを初めとする勇ましい姿になったというわけだ。詳細はここでは触れないが、アイアンマンvsウォーマシーンの激闘も用意されているので、お楽しみいただきたい。

さらに、今回は終盤に別のヒト型戦闘兵器も登場する。ハマーの企業が開発したもので、このデザインが、日本人好みのデザインとなっており、日本のメカデザイナーを起用したのではないかというほどカッコよく、適役にしておくのはもったいないというその姿、ぜひ注目してもらいたい。

続いては、ストーリーについて。今回の最大のポイントは、いくつもの敵がさまざまな形でスタークを襲ってくることだろう。「立ちふさがる」という意味での最大の敵は、スタークに恨みを持つロシア人アイヴァン・ヴァンコ(ミッキー・ローク)。彼はとある事情から(それがスタークに恨みを持つ理由にもなっているのだが)、アークリアクターを設計できる知識と技術を持っており、デザイン的には生身がかなり剥き出しだが、オリジナルの簡易型パワードスーツを製作。アークリアクターのエネルギーを使ったムチ「エレクトリック・デス・ウィップ」で攻撃する「ウィップラッシュ」となって、スタークを襲うのだ。このムチは、クルマも簡単に真っ二つにするような強烈な武器で、チタン合金製のアイアンマンですら屈強に立たされることになる。

画像07

前述した武器商人のジャスティン・ハマー(サム・ロックウェル)も敵のひとり。彼は、スタークの社会的な地位と名誉の簒奪を狙っており、政治的な手段から法を逸脱した手段まで、あの手この手でそれを実現しようとする。目的のためには手段を選ばない彼は、なんと最後にはヴァンコとすら無理矢理手を結んでしまうが……。

また、個人が勝手に世界平和を守るための活動をしているとして、非常に苦々しく思っているのが、アメリカの国家そのもの。スタークは国防総省に呼び出され、アイアンマンスーツを軍に譲渡するよう命じられてしまうのだ。結果、ローディは親友と国家の命令とに板挟みになってしまうのである。そして、とある理由からスタークに任せておけないと感じ、マーク2を接収、ウォーマシーン開発に至るというわけだ。

ローディがスタークに任せておけないと感じた理由を生んだ原因が、実はそれこそが今回の最大の敵かも知れない。前作序盤で心臓付近に致命的な傷を負ってアークリアクターなしには生きられない身体になってしまったスタークだが、そのリアクターは無公害ではなかったのだ。徐々に毒素が蓄積しつつあり、スタークは生命の危機が迫っていたのである。その事実にスタークもさすがに動揺し、ローディを失念させるような行動を取り始める。しかし、その危機を救ってくれたのは……。スタークは父親をある意味恨んでいるのだが、その亡き父との真実のドラマが明かされる。また、今後の複数のマーベル作品にまたがる壮大なプロジェクトの一端にも関わる、秘密組織「S.H.I.E.L.D.」(シールド)の長官ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)も再び登場で、カメオ出演の前作とは異なり、出番が増す形だ。

画像09

そのほか、スタークが秘書のペッパー・ポッツ(グウィネス・パルトロウ)にスターク・インダストリーズの新社長に抜擢したことから、会社経営も微妙な状況に、なおかつポッツとの距離感も微妙な事態に。さらに、ポッツの代わりにやとった新秘書の美女ナタリー・ラッシュマン(スカーレット・ヨハンソン)もなにやら隠し事がある模様。とにかく、ヒューマンドラマも、そしてアクションもスケールやクォリティが倍増と断言して問題ない出来映え。しかも、緊迫した展開の中にも、思わず吹き出すような大人の笑いも用意されている点も前作から踏襲。メカ好きはもちろん、そうでないヒトも確実に楽しめる内容となっているので、大勢でぜひ鑑賞してほしい!

前の記事へ ページトップへ 次の記事へ 前の記事へ ページトップへ 次の記事へ