19年ぶりの劇場版「機動戦士ガンダム00」完結編
「-A wakening of the Trailblazer-」本日公開開始
アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズの最新作「機動戦士ガンダム00(ダブルオー)」。2シーズンに渡って放映されたテレビシリーズ(1stシーズン2007年10月~2008年03月、2ndシーズン2008年10月~2009年03月放送)の後を受けて、劇場版「機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-」が、いよいよ本日18日から公開開始となる。ガンダムシリーズとしては、1991年に公開された「機動戦士ガンダムF91」以来、20年に近い時を経ての完全新作劇場作品だ。配給は松竹、監督は水島精二。
ガンダムシリーズで初めて、現実世界の延長である西暦世界を舞台にしたことでも話題となったテレビシリーズ。宇宙エレベーター、政治的に三極化した世界、そしてテロリズムが蔓延する第三世界など、24世紀の「統一されていない地球」を舞台に展開した緊迫したストーリーが人気を博したのである。また、主人公の刹那・F・セイエイを初めとする、戦いをなくすために戦い続ける私設武装組織「ソレスタルビーイング」の4人のガンダムマイスターたちのハードな人間関係も描かれ、キャラクター人気も博した。
今回の劇場版では、そんなソレスタルビーイングによる戦いを戦いで終わらせる「武力介入」のラスト・ミッションとなる。舞台は、テレビシリーズ2ndシーズンより2年後の西暦2314年。ソレスタル・ビーイングの身命を賭した戦いにより、結果として地球はひとつの国家「地球連邦」に統一され、武力に頼らない社会を選択するに至ったのだが、また新たな危機が訪れる。その始まりを告げるのは、130年前に廃船となっていた生体反応のない木星探査船だった。探査船の地球圏への接近が、新たな危機を招こうとしていたのである。そんな中、純粋種の革新者である「イノベイター」となった刹那は、新たな愛機「ダブルオークアンタ」を駆って新たな戦いに挑む。そして、自らの進化の本当の意味と、ソレスタルビーイングを設立したイオリア・シュヘンベルクの「イオリア計画」の全貌に触れることになっていく。テレビシリーズで語られることのなかった、「来るべき対話」とは一体何を意味するのか……?
また、本作には俳優の勝地涼が、地球連邦所属の純粋種のイノベイターであるデカルト・シャーマン大尉役として声を吹き込む。デカルトは、純粋種のイノベイター専用の大型モビルアーマーのテスト機「ガデラーザ」を操るが、刹那たちの前にどのように立ちはだかるのか!?