順延の第19回ROBO-ONEと第3回ROBO-ONE Light
開催が川崎市産業振興会館で10月08日・9日に正式決定
東北地方太平洋沖地震の影響で3月の開催が順延となった、二足歩行ロボットバトル大会の頂点「第19回ROBO-ONE」およびその初心者向けクラスの「第3回ROBO-ONE Light」。10月08日(土)・9日(日)に行われることが正式に発表された。会場は川崎市産業振興会館。観覧は無料だ。初日に第19回ROBO-ONEの予選として徒競走と第3回ROBO-ONE Light(トーナメント)が行われ、9日にはROBO-ONEの決勝トーナメントと、宇宙大会選抜競技が実施されるスケジュールとなっている。当初、昨年末の第3回ヒューマノイドヘルパープロジェクト(HHP)の2日目にROBO-ONE予選の徒競走が実施されたが、あれから9ヵ月以上経ってしまうことなどもあり、再度予選が行われるようになった模様だ。
ROBO-ONEの予選は1台ずつ9m走を行ってタイムを計測し、上位48台が決勝トーナメントに進むというもの。途中で一度でもコースアウトしたり、制限時間1分を超えた場合は予選不通過となる。決勝出場権を獲得している選手(第3回HHPの予選の徒競走で獲得した選手も含まれる)、選抜GP選手、殿堂入りロボット、海外招待選手は上位48台に入っていなくても決勝へ進めるが、トーナメント枠順を決定する理由から徒競走そのものには参加する形だ。そして決勝でのバトルは3分1ラウンド制で、3ダウン(もしくはノックダウン)を奪った方が勝ちとなるスタンダードなもの。スリップダウンはカウントされないが、あまりに安定しない場合は歩行テストを実施し、テクニカルノックアウトとなることもある。
そしてROBO-ONE Lightは、ROBO-ONE委員会が公認する市販ロボットが参加可能な大会。市販ロボットを購入して組み立てれば参加できるという、初心者向けのカテゴリーとなっている。ただし、1kg以下という厳しい条件をクリアすれば、改造ロボットや自作ロボットも参加可能だ。バトルはトーナメント方式で争われ、ルールはROBO-ONEと同じとなっている。