金星探査機「あかつき」、再会合に向けて
軌道制御用エンジンの第1回試験噴射を実施
トラブルに見舞われて当初の計画から逸脱した軌道を航行中の金星探査機「あかつき」(PLANET-C)。金星への再会合に向けた軌道変更計画の一環として、軌道制御用エンジン(OME)の第1回噴射を9月07日11時50分(日本時間)に実施した。
今回の試験噴射は姿勢外乱(横推力など)の定量的把握を目的としたもので、計画噴射時間は2秒となっている。今後は、取得したテレメトリデータの解析を進めるとともに、9月14日に計画している姿勢制御ロジックの検証を目的とした、計画噴射時間が20秒の第2回テスト噴射に向けた準備が進められるスケジュールだ。
なお、トラブルの原因や、今後のスケジュールなどについては、7月に掲載したこちらをご覧いただきたい。