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ドラえもん、9月03日の誕生日おめでとう!
「ドラえもんの科学みらい展」で誕生ケーキ展示中

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9月03日はドラえもんの誕生日ということで、企画展「ドラえもんの科学みらい展」(以下、ドラえもん科学展)を実施中の日本科学未来館でも、5日日曜日までバースデーケーキが飾られている。ドラえもん科学展は6月12日からスタートし、9月27日(月)で終了となるが、なんと来場者が20万人を突破。この夏休みには親子連れが長蛇の列をなし、大変な賑わいを見せた。

バースデーケーキはどらえもん科学展の入口手前にあり、ドラえもんの等身大(129.3cm)サイズで作られている。また、4日・5日に同企画展に入場すると、各日先着300名にドラえもんの姿焼きの入ったどら焼きがプレゼントされるので、開館の10時前には同館に到着しているようにすることがオススメだ。

ドラえもん科学展は、単にドラえもんについて解説した展示ではなく、どらえもんのような超高性能ロボットに現代技術がどこまで迫れているか、タイムマシンやタケコプターなど、ドラえもんの持つひみつ道具は実現可能なのかどうかといったことを、子どもや科学知識のない人でも楽しめるような形で解説している。

展示エリアは大別して「ドラえもんとくらす未来」、「空を自由に飛びたいな♪」、「小さく、小さくなれたら…」、「変身したい!」、「もっと気持ちが通じれば…」、「遠く、遠く、広がる世界へ…」の5つ。映像展示も含め、ロボット関連の展示も多数ある。

展示されているロボットは、サイバーダインのロボットスーツ「HAL」、マンマシンシナジーエフェクタズ株式会社の握力強化ツール「マンマシンシナジーエフェクタ」、九州大学大学院工学研究院准教授の木村元氏の「教科学習ロボット」、立命館大学理工学部教授牧川方昭氏らの「マイクロ体内ロボット」、株式会社ピートゥピーエーの対話型ロボット「CAIWA」、大阪芸術大学デザイン学科准教授中川志信氏の未来の「ともだちロボット」など、複数を展示している。中にはCAIWAのように実際に対話したり、マンマシンシナジーエフェクタのように実際にアルミのパイプなどをつぶしたりして自分の200倍の握力を体感できたりもする。

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また、ロボット以外にもひとり乗りの超小型ヘリコプター「GEN H-4」、一定の角度から光学迷彩が実現する「再帰性投影技術」、全方位からの光学迷彩を実現できる可能性のある新素材「メタマテリアル」(日本初公開)、脳で機械を操作できる「ブレーン・マシン・インターフェース」、人が何を見ているかなどがわかる脳の解析技術「ブレインデコーディング」、リアルタイムの「音声翻訳装置」なども展示。タケコプターやホンヤクコンニャクなどドラえもんの道具のレベルはまだまだだが、22世紀には本当に実現できるのではないかという、技術の進展ぶりを誰にでも感じさせてもらえる内容となっている。展示期間は残り少ないので、まだの人は「子ども向け」と決めつけず、ぜひ楽しみながら科学技術の最先端を堪能してほしい。

なお、こうした企画展の成功もあって、同館では一気に来館者を増やし、3日午前中には来館者700万人を記録。2009年10月22日に600万人目の来館者を迎えて1年足らずなので、非常にこの数年はハイペースとなっている。この日の午前中に記念セレモニーが行われ、埼玉県から来た18歳の女子大学生が700万人目の認定証と花束などが渡された。

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