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Androidケータイから操作可能なロボットを開発できる!
テクノロードのAndroid OS用ロボット開発キット「Coroid」

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宇宙機器用の制御システムから、ロボット用シミュレータ「Go Simulation!」(記事はこちら)などのアプリケーションまで、ロボット関連のハード・ソフトの開発を手がける株式会社テクノロード。同社は、Android OS用のロボット開発キット「Coroid」(コロイド)を発売中だ。ロボット一式、無線LAN(Wi-Fi)カメラ、Android OS用アプリ、Android OS用サンプルソースがワンセットになった「基本キット」と、Android端末とバッファロー製無線LANルータ「WHR-G300N」をさらにセットにした「Android端末セット」の2種類が用意されている。Android端末セットは、ネットワーク設定を行った上で出荷するので、購入後すぐにロボットを動かせるのがメリット。購入は、テクノロードショッピングサイトから。

セットに収録されているロボットは、アームを2本備えた3輪車型(DCモータ2軸で駆動)。CPUボードには、「ARM Cortex-M3」搭載の同社製「Coron」(コロン)を搭載し、Android端末から無線LANで制御可能だ。また、カメラの映像は無線LAN経由でAndroid端末に送信して動画表示することもできる。そして、Android端末を傾けるなどして操作するといったことも可能だ。ロボットアームに関しては、1本に付きRCサーボ4軸で構成されており、両腕で最大16軸まで可能。そのほか、距離センサで障害物の検出を行えたり、microSDカードスロットを備えていたり、あらかじめ保存したwavファイルを再生したりといった機能も有する。そして、Android OSのバージョンは2.1以上。

なお、ロボットの制御は、ソケット通信を用いてコマンドを送るだけで行える仕組みだ。そのコマンドは、同社で開発した、Coronユーザーが無料で利用可能な同ボード専用シリアルコマンド制御ファームウェア「Crispy Coron」(クリスピーコロン)を用いる。同ファームウェアをCoronに書き込むことで、同ボードのほぼすべての機能をシリアルコマンドで使用できるようになっているというわけだ。

価格は基本セットが14万4900円(税込)で、Android端末セットが19万7400円(税込)。受注生産のため、納期は最長で1週間ほどかかる場合もあるので、あらかじめ確認をしておこう。また発売記念の特典として、特別付録3つを用意。Androidのマスコットのロボット「ドロイド君フィギア」(色は指定できず、緑以外になることも)、「ドロイド君基板キーホルダー」、「テクノロード基板キーホルダー」となっている。

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