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ゼットエムピー、9軸ワイヤレスモーションセンサ&
SDK「e-nuvo IMU-Z」の最新版でWindows 7に対応

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株式会社ゼットエムピーは7月01日、9軸ワイヤレスモーションセンサ & ソフトウェア開発環境(SDK)の最新版「e-nuvo IMU-Z Ver.1.3」のリリースを開始したことを発表した。今回のバージョンアップで、Windows 7標準搭載の「Sensor & Location Platform」に対応(画像01)。これにより同OS上で振る、傾けるといった新しい入力方法による双方向アプリケーションやサービスの開発が可能となった。以前のバージョンを購入済みのユーザーに対しては、無償でアップデートを行うことも合わせて発表している。

e-nuvo IMU-Zは早稲田大学高西研究室の「人間計測センサシステム」の一部を製品化したもの。3軸加速度、3軸ジャイロ、3軸地磁気(ジャイロコンパス)の合計9軸を搭載するモーションセンサだ。サイズは、基盤のみで使用する場合は32mm×38mm×10mm(画像02)。外装付きの場合は42mm×52.5mm×20.5mmとなっている(画像03)。最大28個までの接続ができ、無線接続はBluetooth、優先接続はCANを利用可能。製品構成は、ワイヤレスモーションセンサ1個、アプリケーション、SDK(ライブラリ、ドライバ、サンプルプログラム、ドキュメント)となっている。Sensor & Location 対応アプリケーションのサンプルコードも追加された。利用用途は、センサを身体に複数を取り付けての動作の詳細な計測や、ユーザーインターフェースの研究開発など。

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価格は従来製品から変更はなく、一般が29万8000円(税別)で、アカデミックが19万8000円(税別)。追加のワイヤレスモーションセンサは1個で一般が9万8000円(税別)で、アカデミックは7万8000円(税別)となっている。

また、テキスト「IMU-Zで学ぶ9軸モーションセンサ」が8月に刊行を予定している。著者は、東京医科歯科大学生体材料工学研究所で長年にわたり生体計測を研究し、現在は国立東京高等専門学校で教師を務める齊藤浩一氏。9軸センサの機能、動作原理とデータの解析方法を基礎から学べる内容となっている。歩行や腕の振り計測などを題材にした演習問題なども用意されており、授業にも導入しやすい内容が特徴だ。価格は、一般が5700円(税別)、アカデミックが4700円(税別)。

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