惑星探査機「あかつき」、第2回テスト噴射の結果も小さめ
金星への周回軌道への投入は?
金星探査機「あかつき」(PLANET-C)の軌道制御用エンジン(OME)の第2回テストが9月14日に実施され、その取得データの解析結果が独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)から発表された。
今回もOME噴射状況の再確認などを目的としたテスト噴射で、計画噴射時間は約5秒。解析の結果では、9月07日に実施された第1回テスト噴射時と同様に想定よりも小さな値を示していることがわかったとしている。今後は、今回取得されたテレメトリデータの解析をさらに進め、「あかつき」の軌道変更計画を検討していくとしている。なお、まだ金星周回軌道への投入が不可能になったという発表はなされていない。