TOP >  最新ニュース >  先週のニュース >  ニュース記事2011年07月07日-d

セイコーエプソン、小型電子機器生産施設向けの
新型FAロボット「LS」シリーズを販売開始

産業スカラロボット(水平多関節ロボット)の2010年の金額ベース出荷実績において世界一位を獲得したセイコーエプソン株式会社は、新製品「LS」の販売を開始したことを6月30日に発表した。スマートフォンや車載用電子部品などの小型電子機器の一台生産拠点である新興国において、人手不足の問題や、作業効率の改善、品質の安定などの要求があり、結果として産業用ロボットの導入が求められるケースが増大してきていることから、「脱手作業」にフォーカスした新シリーズ「LSシリーズ」をラインナップ。同シリーズを導入することで、組み立て、搬送、整列作業などの高効率化、省人化、品質の安定化を実現できるとしている。

LSシリーズのトップバッターとなるのは、スカラロボット「LS3」と専用コントローラ「RC90」。LS3は導入しやすい価格や性能、サイズを実現し、新規にロボットの購入を検討しているケースや、手軽に自動化したいケースに適しているモデルとしている。同社独自のロボット制御技術であるスマートモーションコントロールを搭載しており、高速でいながら反力や振動を低減した俊敏な動作を実現。人の手の作業領域をカバーする400mmのアーム長で設計されており、搬送作業や組み立て作業へのスムーズな導入が可能な点も特徴としている。

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