TOP >  最新ニュース >  先週のニュース >  ニュース記事2011年07月03日-d

豊田市低炭素社会システム実証推進協議会
スマートハウスを完成させて試験運用をスタート

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愛知県や豊田市、トヨタ自動車、名古屋大学など26団体が参画する豊田市低炭素社会システム実証推進協議会は、愛知県豊田市における「家庭・コミュニティ型の低炭素都市構築実証プロジェクト」を推進している。そのエネルギーマネジメントシステムの実験のためのスマートハウスを完成させ、6月30日~は試験運用を開始した。経済産業省の「次世代エネルギー・社会システム実証事業」(2010~14年度の5ヶ年)として行うもので、「生活者を主体とした、生活圏・コミュニティ単位でのエネルギー利用の最適化を目指すこと」が同プロジェクトの特徴となっている。詳しくは、「『家庭内および移動先』でのエネルギー利用の最適化」、「エコと生活者の満足度を両立」、「低炭素名交通システムの構築」を3つが進められていく。

2年目となる2011年は、家庭・地域のエネルギーマネジメント分野の実証段階に入る。6月03日から豊田市東山地区と高橋地区で実証住宅の販売をスタート。実証実験そのものは9月から第1期・14棟の入居に合わせてスタートする。それに先立つ形で、完成した実験用モデル住宅でシステムの試験運用も行なわれる。実証住宅内では、独自開発のエネルギーマネジメントシステムHEMS(Home Energy Management System)により、家庭内の創エネ機器(太陽電池、燃料電池など)や蓄エネ機器(家庭用蓄電池、エコキュートなど)、次世代車両(PHV、EV)、スマート家電に接続。家庭単位での電力需給、機器制御の最適化と見える化を行う。

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さらにコミュニティレベルでは、同じく独自開発されたエネルギーマネジメントシステムEDMS(Energy Data Management System)が、住宅、コンビニエンスストア、学校などを結んで地域内の電力需給バランスを調整。コミュニティ全体でのエネルギーの「地産地消」を目指していく。例えば、地域内での太陽光発電量の不足が予測される場合、生活者に対してエネルギー消費を抑えるようアドバイスし、それに従った生活行動にエコポイントを付与するという具合だ。エコポイントの取得累計などの情報は、専用端末やインターネット、スマートフォンで電力使用実績などと共に確認可能だ。

今後の予定としては、家庭電力からPHVやEVへの充電にとどまらず、クルマのバッテリ電力を家庭へ供給する「V2H」(Vehicle to Home)の実証にも取り組むとしている。

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