トヨタテクノミュージアム産業技術記念館で7~9月に
弓曳人形などのからくり実演を土日祝に実施
名古屋市西区のトヨタテクノミュージアム産業技術記念館では、7月16日(土)から9月4日(日)までの約1ヶ月半、トヨタコレクション企画展「和・魂・洋・才~西洋の科学技術を活かした江戸の技~」を特別展示室にて開催する。「トヨタコレクション」とは、日本のものづくりにつながる主に江戸中期から明治初期のからくりや工芸、銃・大砲、測量・天文などさまざまな分野にわたる貴重な科学技術資料だ。今回はそれらの中から、江戸時代に西洋の科学技術を採り入れて作られた気砲(空気銃)、エレキテル(電気治療器)などが紹介される。
そして関連イベントとして、弓曳(ゆみひき)人形やからくり噴水器といったからくりの実演も行なわれる。開催期間は、7月16日から9月4日までの間の土日・祝日となる。1日3回(11時10分、13時30分、15時50分を予定)行われ、各回20分程度だ。なお、実演のからくり人形は、さすがに江戸時代や明治時代のものではなく、近年の作品となっている。特別展示の「段返り人形」や「弓曳童子」(田中久重作)も要注目だ。7月21日(木)から8月31日(水)までの夏休み期間中は小・中学生は入場無料なので、ぜひ日本のロボットの源流を観に行こう。