サブカテゴリアイコン-コラム一覧 サブカテゴリアイコン-キーマン記事一覧 サブカテゴリアイコン-活躍する女性たち記事一覧 サブカテゴリアイコン-ショップ探訪記記事一覧 サブカテゴリアイコン-ロボットのいる施設記事一覧 サブカテゴリアイコン-編集長コラム記事一覧

TOP >  コラム >  編集長コラム「デイビーのひと言」 >  第1回:ロボタイムズ始めました!

編集長コラム「デイビーのひと言」:第1回
ロボタイムズ始めました!

はじめまして! ロボタイムズのオーナーであり、の編集の全責任を負っているデイビー日高(本名:日高保)です。ロボットに関する国内外のあらゆる情報の掲載を目指し、またロボット業界の発展に少しでも役立てればいいと思い、ロボット+テクノロジー専門ニュースサイトとして、ロボタイムズを立ち上げました。まだまだ、未完成のサイトですし、正直、自分が編集長を名乗ることなどおこがましいのですが、自分で立ち上げた以上、自分が責任を負うのが当たり前。1日でも早く編集長の肩書きが板に付くよう努力していきますので、ご支援のほどよろしくお願いいたします。

というわけで、編集長コラムの第1回です。ひと言という割には、長いですが(笑)。今回は所信表明に加え、オープンまでのいきさつ(オープンまでに時間がかかったいいわけともいいます)などを記したいと思います。なお、当コラムの掲載は基本的に月1回ですが、号外もあるかと思います。2回目以降は、毎月01日に掲載を予定しています(その他の連載コラムと重なるような時は、前後にずらす場合があります)。

さて、ロボタイムズですが、大勢の方に応援していただいて、やっとオープンすることができました! 自分は、かつてImpress Watchが運営していたRobot Watchというロボット関連の情報サイトに寄稿していたフリーランスのライターでした。しかし、これからという時に、諸般の事情から2009年末をもって、同サイトは終了(更新停止)。個人的にもエンジニアリングやサイエンスの世界に携われるきっかけを作ってくれたサイトだっただけに大変感謝しており、なくなったのが残念でなりません。

その後、多くの方から、「Robot Watchがなくなって困っている」といった話を聞くようになりました。これだけ多くのロボットに関する情報が発信されている日本なのだから、ロボットに関する総合ニュースサイトがないのはおかしいといえます。でも、最初は、誰かどこかが新しいサイトをオープンするだろうと思っていました。しかし、1シーズン経ってもそんな動きは一切ありません。危機感が強くなってきました。自分自身、エンジニアリングおよびサイエンスの世界の記事を引き続き書きたいと強く思っていたので、こうなったら自分で作ってしまおう、とDIY的精神に至ったという次第です。

しかし、思っただけでは簡単に話は進みません。まず、自分は編集、取材、原稿執筆といったスキルは20年分あるものの、本格的なニュースサイトの運営など経験はありません(約1年ほど、月2回更新のゲームサイトの編集責任者兼ライターはしたことがありますが)。ましてや、現在のサイトでは必須のCSSを駆使したWebデザインなど、もってのほか。最初は、複数の人にお会いして、情報収集から始めました。その中で、Robot Watchの主力ライターだった石井英男さんには「ロボタイムズ」という名前を考えていただき、千葉工業大学未来ロボット技術研究センター(fuRo)の先川原正浩室長には、「教育関連の記事に力を入れるべき」など、力添えやアドバイスをいただきました。そのほか、忙しい中、時間を割いて会っていただいたり、メールでアドバイスや励ましをいただいたりした方々には、本当に感謝しております。

そして、つたないツテをたどっての、Webデザイナー捜し。かつてゲームサイトの編集責任者を務めていた時にWebデザインを担当してもらっていた方に最初は話をさせてもらったのですが、自分が準備で右往左往している内に、スケジュールが合わなくなってしまうという事態に。こういう自分にとっては初めて挑む作業は、何度か仕事をしてお互いにある程度わかっている人とコンビを組まないと、空中分解しかねないことはわかっていたので、Webデザイン会社などに発注するというのは、自分の中ではまったくありえない選択肢でした。

ただの「仕事」ではなく、こちらがどんなことをしたいか熱意なども汲んでいただけて、なおかつ申し訳ないけどある程度は無理も聴いてくれる方でないと、成功しないというのは予想がついたので、声をかけられる人は本当に数える程度。そこで頼んだのが、仕事仲間で、本職は紙媒体のレイアウターのTさん。Webデザインの仕事もし始めていたので、相談に乗ってもらったところ、「自分も勉強してスキルアップさせたいので、そのいい機会になるからぜひ」といって快く引き受けていただきました。

ただし、そこからもまた、正直な話、時間がかかりました。デザイン上のトラブルが頻発して時間が瞬く間に過ぎ、あっという間に8月という具合。しかし、ここになんとか、正直言って、ベータ版という状態ですが、オープンすることができました。ケンカする寸前でギクシャクしたこともありましたが、Tさんには本当に感謝しております。

なお、前述したとおり、現状で本当にベータ版です。記事数も少なく、取材してまだ記事にできていないものも多いです。ロボタイムズに掲載させていただくということで、取材させてもらったり、素材をお送りいただいた企業も多数あります。本来、ニュースサイトは最新の記事をトップページの一番上に掲載するのが絶対の約束事ですが、中には取材したり素材をもらってから数ヶ月経っているものもあり、トップにはもう持ってこられないものもあります。そうした記事も掲載したいので、リリース日や取材させてもらった日付で変則的に追加掲載することをご了承ください。取材先および素材の提供先の方々には、オープンが遅れてしまい、お詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした。

そのほか、まだまだニュースソースが偏っていたり、デザイン面で洗練されていない部分があったり、イベントカレンダーや検索機能、RSSなどが掲載できていなかったりするなど、至らぬ部分が多々あります。それらは、今後、随時改善および追加していきます。また、競技会に出場しているロボットビルダーやオペレーターの方、競技会を運営している方々へのインタビューも行いたいですし、宇宙関連も取り上げたいと思っています。

ロボタイムズの運営上の目標は、しぶとく長く続けることがです。そして、読んでいただいた方々が手を取り合うきっかけになるような、接着剤的な役目を果たしていければと考えています。粉骨砕身の努力でがんばっていきますので、応援よろしくお願いいたします。

それから、「Robot Watchの代わりになれること」を目指してはいますが、Robot Watchとは、自分がライターとして参加していたという以外はまったくつながりはありません。間違える方はいないかと思いますが、ロボタイムズの記事などに関しての質問などを、Impress Watchに送るようなことがないよう、ご注意ください。また、自分なりのニュースサイトとしてのアイディアや希望を入れた形にしていますので、Robot Watchと同じスタイルを期待していた方には、見づらいところもあるかと思います。もし何か意見がございましたら、ぜひメールをお送りください。

最後に、お願いがあります。当サイトは、既存のメディアが運営していたり、大手企業の支援を受けているわけではありません。デイビー日高が個人で運営をしております。しかも、現状ではバナー広告ひとつない入っていない状況です。もし支援していただけるお気持ちがございましたら、ぜひ資金面で応援していただけますと非常に助かります。詳細はこちらをご覧ください。ロボタイムズを、皆さんの手で育てていただけると大変ありがたく思います。今後ともよろしくお願いします。

前の記事へ ページトップへ 次の記事へ