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TOP >  メディア >  映画 >  記事2010年12月23日-a

ジャンボーグAがモチーフの新ロボットも活躍!
「ウルトラマンゼロ」映画最新作、本日12.23より公開

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本日12月23日より、「ウルトラマン」シリーズの最新作にして45周年記念作品となる劇場作品「ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!べリアル銀河帝国」がロードショーとなる。ウルトラマンシリーズの中でも、世代を超えてカルト的な人気を博す「ウルトラセブン」の息子で、ウルトラマンとしては最も新しく登場した「ウルトラマンゼロ」(声:宮野真守、以下ゼロ)が主役の最新作だ。配給は松竹、監督・脚本はアベユーイチ。

今回は、昨年公開された「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」の続編となる。前作で、史上初の邪悪なウルトラマン「ウルトラマンベリアル」(光の国系以外の作品である「ウルトラマンティガ」などには、悪のウルトラマンが出てきたことはある)が復活し、強大な銀河帝国を築いているという展開からスタート。銀河皇帝カイザーベリアルを名乗り、ウルトラマンゼロの強敵として立ちはだかるのだ。

そして主人公ゼロは、セブンの息子であることは前述したとおりだが、セブンの弟子である「ウルトラマンレオ」に過酷な環境のK76星にて特訓を受けてきたという設定も持つ。頭部に父親譲りの2本の宇宙ブーメラン「ゼロスラッガー」を持つが、まだまだ若いところも。ちなみにボディカラーは父親とは異なり、青が目立ち、そこら辺は母親譲りなのかもしれない?

ストーリーは、ある日、謎の敵から光の国が攻撃を受けたところから始まる。その際、ゼロは慢心からピンチを招いてしまうのだが、そこはもちろん、ベテラン戦士であるお父さん世代にお馴染みの歴代ウルトラマンたちに助けられて事なきを得るのだが、猛省し、敵の実態を探るための偵察任務に単身志願するのであった。別れ際にセブンから万能アイテム「ウルトラゼロブレスレット」を受け取ったゼロは、惑星アヌーで巨大ロボット兵団に蹂躙されている人々に出会う。そこで、仲間を守るために瀕死の重傷を負った開拓キャラバンのリーダー格の青年「ラン」(小柳友)の命を救うため、一体化し、以後はランとして活動していく。

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後に惑星エスメラルダの第2王女「エメラナ姫」(土屋太鳳:つちや・たお)と出会い、謎のロボット軍団の背後にカイザーベリアルがいることを突き止めるのであった。カイザーベリアルの野望を打ち砕くため、エメラナ姫やランの弟のナオ(濱田龍臣:はまだ・たつおみ)らと、王家専用宇宙船「ジャンバード」(神谷浩史が声を担当する超AI「ジャン」が自動運行する、A(エース)級スターコルベット)で宇宙へと旅立っていく。そして、謎のロボット軍団の背後にカイザーベリアルがいることを突き止める。はたして、ゼロはカイザーベリアルの野望を打ち砕けるのか!?

以上があらすじであるが、ロボット好きとしては、敵がロボット軍団というところも要注目だ。帝国騎兵「レギオノイドα」(両腕ドリルの陸戦型)、同「レギオノイドβ」(両腕がガンポッドの宇宙空間戦闘型)、さらにはゼロと同じ姿(ただし目が紅く、全身がオレンジと黒と禍々しい)と技を持つ戦闘アンドロイドのプロトタイプ「ダークロプスゼロ」(ゼロが主役のオリジナルストーリー作品に登場)をベースにした量産型「ダークロプス」(声:宮野真守)などが暴れるのだ。さらに、カイザーベリアルの居城である帝国要塞「マレブランデス」は、カイザーベリアルのかぎ爪状の手を模したデザインで、なんと地球型惑星なら握ってしまえるというほど巨大な宇宙要塞である。そのほか、帝国戦列艦「ブリガンデ」や時空揚陸舟艇「デルスト」など、メカが多いの点も特徴だ。

しかし、お父さん世代にとって最大のポイントは、やはり往年のウルトラマンシリーズ以外の円谷ヒーローが復活することだろう。1体は、1971~72年放映の「ミラーマン」がモチーフで、エスメラルダ王家の守護戦士を務める"鏡の騎士"こと「ミラーナイト」(声:緑川光)。もう1体は、1973年放映の「ファイヤーマン」がモチーフで、銀河帝国に逆らう「炎の海賊」の用心棒である"炎の戦士"「グレンファイヤー」(声:関智一)。

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そして、ロボットファンにとって本命なのが、1972年放映のセスナ機がロボットに変形する「ジャンボーグA」をモチーフにした、エメラナ姫の宇宙船ジャンバードが変形する「ジャンボット」だろう。全高は、通常時のウルトラマンたちとほぼ同サイズの50メートルを誇る、"鋼鉄の武人"だ。超AIジャンによる自動操縦だけでなく、ジャンボーグA同様にパイロットによる操縦も可能。そのパイロットを務めるのが、ナオというわけだ。ちなみにナオの名前は、ジャンボーグAのパイロットの立花ナオキにちなんでいるものと思われる。ジャンボットの主な武器は、敵めがけて拳を飛ばす「ジャンナックル」やビーム剣「ジャンブレード」など。余談だが、ジャンボーグAで出てきた2号ロボットの「ジャンボーグ9」(軽自動車から変形する陸戦・パワー型)をベースにしたロボットは今回は出てこない模様(エメラナ姫は第2王女ということなので、もう何台かロボットに変形するスターコルベットがあるのかも知れない)。

このほか、「ウルトラマン80」と、同作品に登場した女性ウルトラマンである「ユリアン」がスクリーンに初登場したり、多数の歴代ウルトラマンの声をウルトラマンなら黒部進、ウルトラセブンなら森次晃嗣など、各作品の主人公を務めた俳優が担当していたりするなど、まさにお父さんと子どもが楽しめる二重の作りになっているのが本作の特徴。この年末年始の休みは、親子で出かけてみてはいかがだろうか。

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