0.08S/60°のハイスピードギア仕様「KRS-4032HV」
近藤科学の新型サーボが11月04日より出荷開始
近藤科学株式会社は10月27日、11月04日からKRS-403xHVシリーズ(以下、4030番台)の新型サーボ、ハイスピードギア仕様の「KRS-4032HV ICS」を出荷することを発表した。価格はオープンプライス(参考価格は税込み1万6800円)。6個セットも用意されており、こちらもオープンプライス(参考価格は税込み7万9800円)。外形寸法は43×32×32.5mmと4000番台共通となっているので、フレームをそのまま利用できるようになっている。接続ケーブルG(約400mm)が付属(単品は1本、6個セットは6本)。
最大の特徴は、前述したようにスピードで、11.1V時で0.08S/60°を誇り、近藤科学の発売中の全サーボの中では最速となっている(唯一の0.0秒台)。ダンピング(ブレーキ特製)の設定が従来の2段階から255段階と大幅に増やされており、リニアな設定が可能になっている点も見逃せない。
特殊アルミギアを採用したことで強度が約2倍、耐摩耗性が約3倍になったこともポイントだ。樹脂ケースのギアボックス部も強化されている。それにも関わらず、4030番台のほかのふたつに比べて60.2gと重量が1g以上軽くなっている。
ほかの4030番台と同様に通信規格はICS3.5を採用し、シリアルとPWMの2種類から選択が可能。シリアル専用のコントロールボード「RCB-4HV」、PWM対応の「RCB-3HV」、「RCB-3J」、「RCB-1HV」などを利用可能だ。PWMモードへの変換は、ソフトウェアの「ICS3.5シリアルマネージャー」(無料でダウンロード入手可能)とICS USBアダプターHSを利用すればよい。また、シリアル化に伴う通信状態表示用のLEDも追加された。
ほかの4030番台と同様に通信規格はICS3.5を採用し、シリアルとPWMの2種類から選択が可能。シリアル専用のコントロールボード「RCB-4HV」、PWM対応の「RCB-3HV」、「RCB-3J」、「RCB-1HV」などを利用可能だ。PWMモードへの変換は、ソフトウェアの「ICS3.5シリアルマネージャー」(無料でダウンロード入手可能)とICS USBアダプターHSを利用すればよい。また、シリアル化に伴う通信状態表示用のLEDも追加された。
そのほか、サーボ内部の設定項目に「最高温度」と「最高電流」を追加。また、モータードライブ用ソフトを一新し、出力軸のハンチング(不安定さ)や揺らぎを改善し、より確実な関節保持能力を獲得している。
スペックは以下の通り。カッコ内の数値は、左側がトルク重視の「KRS-4034HV ICS」、右が中間的な「KRS-4033HV ICS」のもの。※とあるのは、11.1V時の数値だ。また、近藤科学では18日より、モーション作成ツール「HeartToHeart4」の最新版「Ver.1.3.16」(Rev.20100830)も公開を開始している。ダウンロードがまだの人は、済ませておこう。