二足歩行ロボット「Kinopy」盗難事件続報
持ち去られた時間帯や状況などの詳細について
11月03日に埼玉県草加市で開催された「第20回草加商工会議所まつり」。その中のイベントのひとつとして開催されたロボットプロレス「できんのか!9」に出場した人気ロボット「Kinopy」(キノピー)の盗難事件については、すでに述べたとおりです。
できんのか!スタッフおよび、Kinopyの所有者の小田さんの協力を得て、その詳細な情報を入手できたので改めてお伝えします。Kinopyがどんなロボットなのかは、この記事の写真のほか、YouTubeに映像がアップされていますので、こちらをご覧下さい。また、小田さんの運営する公式サイトはこちらになります。
盗難があったと思われる時間帯は、Kinopyが鉄琴の演奏パフォーマンスを終了した後の、15時15分から45分の約30分の間と目されています。所有者の小田さんが控え室の机の上にKinopyを置き、席を外していた際に持ち去られたようです。その間、できんのか!9の会場ではエンディングとしてロボットの人気投票の開票イベントが行われており、関係者は全員控え室にはいませんでした。なお、同時間帯にまつりのメインステージでは「草加よさこい」が行われていたとのことです。
また控え室の状況ですが、右の写真にあるように仮設テントを設けてそこを使用していました。仮設テントはコの字形に設営されており、出入口はコの字の内側(写真の右側)と外側(写真外側)に1箇所ずつ。Kinopyは、外側の出入口から入ってすぐの真っ正面に置かれていたそうです。ちょうど、写真でいうところの掲示板(投票のためのロボットの写真が張り出されています)の向こう側の辺りです。仮設テントは常に行列をなしていた仮設トイレが近くにあり(写真左手)、草加ものづくりブースの裏手ということで、比較的人通りの多い場所だった模様。そのため、Kinopyが人目に付いていた可能性があります。
持ち去られたのはKinopyの本体のみで、動作に必要なPCやコントローラー、そしてパフォーマンスで使用した楽器などは無事でしたが、Kinopyにはリチウムポリマー電池が入ったままだったそうです(発火などの恐れがあって危険です)。なお、警察への被害届はすでに提出されているそうです。また、ほかの参加者で被害に遭った人はいませんでした。
Kinopyの特徴は以下の通りになります。
■名前:Kinopy(キノピー)
■全長:約50cm
■重量:約2.5kg
■特徴:木製の外見、ピノキオのような尖った頭と長い鼻、手が丸い
■公式サイト:kinopiy.net
■旧公式サイト:Kino部屋
■連絡先:小田さん
もし当日、15時15分以降に、できんのか!9では人気ロボット開票イベント、メインステージでは草加よさこいが行われていた時間帯に、控え室以外の場所でKinopyを誰かが運んでいるのを見たという方がいるようでしたら、小田さんまでご一報下さい(こちら)。