あの外国産人気機種にはたして対抗できるのか!?
東芝からセンサx38+CPUx2の高機能型お掃除ロボット登場!
東芝ホームアプライアンス株式会社は8月24日、家庭用自走式クリーナー(充電式コードレスクリーナー)の新製品としてスマートロボットクリーナー「Smarbo(スマーボ) VC-RB100」を10月01日より発売するとした(プレスリリースはこちら)。
Smarbo VC-RB100はふたつのCPUと38個のセンサ(障害物×8、段差×3、バンパー×2、ジャイロ、加速度、走行距離検知×4、赤外線検知×6、タッチパネル×4、からみ防止、からみ検知、ダストボックス検知、仮想フェンス、バッテリ温度検知、持ち上げ時自動停止×2、充電検知、カメラ)を搭載することで、室内の通過したルートを記憶しながら自動で掃除できる「ナビゲーションテクノロジー」を備える。片方のCPUがセンサからのデータを分析して本体の動きを制御し、もう片方は上方167度の天井や壁を1秒間に30フレームで撮影できるカメラからの映像で分析して制御を行う仕組みだ。室内を25平方cmの区画に分割して認識し、既に掃除済みのルートを記憶しながら作業を続けていくのである。
そのため何度も同じ場所を通過することが少なく、室内を等間隔で往復することから、約2畳分(2m×1.7m)の面積を2分程度(フローリング床の場合)で掃除することが可能だ。1回の充電の電気代は約2円(充電時消費電力40Wで、税込み電力料金目安単価22円/kWhで2時間の充電をした場合)で、約90分の運転が可能、広さは約60畳=約100平方メートルとなっている。ちなみに、掃除の終了後には、自分で専用充電台に戻って充電する仕組みだ。なお、運転音は52dB(フローリング上での同社の試験結果による)
また、38個ものセンシング機能を搭載していると前述したように、室内の障害物を避けた運転、運転中の壁への衝突、階段・段差からの落下なども防止する機能を持っている。「うちは散らかっているから……」「2階で使って大丈夫?」という心配は無用なのだ。さらに、赤外信号で本体の動きを制御する付属品「バーチャルガード」を2個用意してあり、植木や家具など念のために近づけたくないものにはSmarbo VC-RB100を近づけさせない「仮想フェンス」を設けることも可能だ。
運転は、4つのお掃除モードが用意されている。室内を等間隔で往復する「自動」、開始位置を中心に範囲約1.5mを大賞とする「スポット」、室内を異なる方向から等間隔で往復する「念入り」、リモコンで好みの方向に操作する「手動」という具合だ。ゴミの吸引は6つのステップで行う。サイドブラシでまずゴミをかき集め、次に回転ブラシがゴミを書き上げる。そして細塵と空気を分離。回転ブラシの毛を中央に集め、回転ブラシに突いた毛を外す。そして最後に細塵をフィルターで捕らえて排気という具合だ。
さらに、3つの便利な機能として、しっかり掃除したい時に回転ブラシの回転速度がアップする「ターボ」、壁や家具などに接触した状態で掃除できる「かべぎわ」、設定した時刻に自動運転を開始する「タイマー/デイリー」も搭載している。そのほか、付属のモップを使用してのフローリングなどの拭き掃除も可能。そしてダストボックスは外して簡単にゴミ捨てができるほか、ほかの掃除機でゴミを吸い出すことも可能。ダストボックスとフィルターは丸ごと水洗いできるという点もポイント。からみ防止機能も見逃せない。
こんな高機能で、価格はオープンとなっている。また、畳の上で使えるのか気になるところだが、「使えない」との注意書きはない。フローリングよりも滑らないので、同じ面積を掃除するのに時間がかかるという感じだ。それから10月01日に発売されるモデルのカラーリングは写真で紹介している「プラチナブルー」で、月次販売目標は5000台としている。