「機動戦士ガンダムAGE」放送日正式発表
10月09日よりMBS・TBS系全国ネットで17時から
「機動戦士ガンダム00」セカンドシーズン以来のテレビシリーズとして、注目の「機動戦士ガンダムAGE」。8月10日に10月09日17時からMBS・TBS系全国ネットで放送されることが正式発表された。現在は「青の祓魔師(エクソシスト)」が放送されている、「ニチゴ」とでもうべき6チャンネルの日曜夕方のアニメ枠である。
公式サイトでは少しずつ情報が公開されており、今回の敵である「UE(アンノウン・エネミー)」は、ファーストでいうところのザク的なポジションと思われる「ガフラン」、その紫色のカラーリングタイプのもの、さらに高機動型とされる「ゼダス」が見られる。味方の地球連邦軍のモビルスーツに関しては、ガンダムAGE-1の3タイプと、ジム的ポジションの「ジュノアス」だけだったのに対し、エースパイロットのウルフ・エニアクル用の「ジュノアスカスタム」や、作業用モビルスタンダード「デスペラード」などが追加された。これまでにないモビルスーツデザインなので、なかなか興味深い。
また、キャラクターも当初は主人公のアスノ家3代のフリット、アセム、キオとヒロインのエミリー・アモンド、主人公たちの乗る地球連邦軍の宇宙戦艦に搭乗していると思われる軍人のグルーデック・エイノア(艦長)、女性軍人のミレース・アロイ中尉(ミライ的ポジション?)らだだけだったのが、増えてきている。フリットやエミリーらの同級生で、ハヤト的ポジションらしい主人公のことを少しライバル視している肥満児キャラのディケ・ガンヘイル、エミリーの祖父でフリットらの避難先のアリンストン基地の整備部技術士官(フリットの上司)のバルガス・ダイソン、ジュノアスカスタムに乗るエースパイロットのウルフ・エニアクル、アリンストン基地警備隊のラーガン小隊隊長のラーガン・ドレイスらが新たに加わった。
ガンダムAGEはあえて主人公の年齢を下げ、絵柄も小学生ターゲットな雰囲気にし、高齢化が進んでいるガンダムファンに対して若年層を増やそうとしているわけだが、最近追加された登場人物らからして、大人の主要キャラクターが何人も出てくることも確認できる。いくら低年齢層向けとはいえ、戦争という状況下で子どもたちしか出てこないとなると、リアルさが欠けてしまうので、ガンダムらしくなくなってしまう。制作スタッフもジレンマを抱えつつのところかと思うが、そこをどう解決していくのか、大人も視聴に耐えられる作品になるのかどうか、これから放送開始まで2ヵ月弱にわたって見守っていきたい。