高橋良輔監督の激シブなミリタリーロボットアニメ
「太陽の牙ダグラム」DVD-BOXが12月から3ヵ月連続発売
「装甲騎兵ボトムズ」で知られる高橋良輔氏が、サンライズで初めて監督した(神田武幸氏と共同監督)ミリタリーロボットアニメ「太陽の牙ダグラム」(1981~1983年放映、全75話)。今年は同作品のTV放映30周年記念であり、激シブのロボットアニメがバンダイビジュアルよりDVD-BOXとなって12月から3ヵ月連続リリースとなる。「DVD-BOX I」は2011年12月22日、同「II」は2012年01月27日、最終巻となる同「III」は2012年02月24日に発売。特典は毎回24ページのブックレットが封入され、BOXイラストおよびインナージャケットは、同作品のメカデザインを担当した大河原邦男による描き下ろしだ。
作品の特徴はとにかくリアルなこと。地球政府高官の息子である主人公のクリン・カシム(CV:井上和彦)が身を投じるのが、独立運動が活発化している植民星デロイア星のゲリラ。社会構造や民族問題、地球とデロイア星、そして個々の人間の政治的な駆け引きなどまで描かれ、一部に野望を持った人間はいるものの、絶対的な悪というものは存在しない描かれ方がされており、ミリタリーというよりも“社会派”ロボットアニメといった方が正しい内容なのが特徴だ。
DVD-BOXの収録話数はきっちり5枚組で25話ずつとなっており、「I」は第1話「光の戦士」から第25話「潜入バラフ軍刑務所」まで。「II」は第26話「振りむけば遠く…」から第50話「戦う者の掟」まで。「III」が第51話「見えはじめた亀裂」から第75話「燃えつきたあとに」までとなっている。価格はすべて1万8900円(税込)。