福祉施設サニーヒル横浜、神奈川県の事業に協力
7月からパロの無償貸与先に
神奈川県は、人手不足が今後予想される介護福祉分野における課題解決や県内ロボット関連産業の育成を図ることを目的に、介護福祉施設などに介護ロボットなどを無償貸与する「介護・医療ロボット分野ロボット普及推進モデル事業」を平成22年度から実施中だ。平成23年度に関しては、5月27日にロボットの貸与先となる施設の募集に関して記者発表を行っている。
平成23年度の貸与ロボットは7種類。株式会社サイバーダイン/大和ハウス工業株式会社「HAL」、株式会社知能システム「パロ」、パラマウントベッド株式会社「眠りSCAN」、ユニ・チャームヒューマンケア株式会社「ヒューマニー」、LLPアトムプロジェクト「パワーアシストハンド」、マツダマイクロニクス株式会社「リラウェーブ」となっている。
その7種類の内、パロの貸与先として選定されたのが、社会福祉法人隆徳会が運営している「サニーヒル横浜」だ。7月から実施となり、同施設は平成22年度に引き続いての選定となる。パロは認知症などの進行予防に効果が期待されていることから、データ収集調査分析に協力していくとしている。
