JAXA、ISS日本実験棟「きぼう」の船内実験室の
第2期利用期間後半における科学実験テーマの追加募集
独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8日、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」の船内実験室の第2期利用帰還後半(2012年度後半~2013年度)における科学実験テーマの追加募集を8月01日(月)より31日(水)まで実施すると発表した。異メールの場合は17時まで、郵送の場合は31日の消印有効だ。
今回の募集は、これまでの約3年に渡る実運用経験を踏まえ、実験と実験の間に生じる「小規模な実験機会」を最大限活用することを目的にしているという。より多くの研究者、研究機関、企業などに利用してもらうために、追加募集を行うことにしたそうだ。
実験の対象分野は、きぼう船内実験室を利用する科学研究および関連技術開発、そして宇宙飛行士を被験者とする医学研究としている。募集条件は、短期間での実験準備が可能であることがまずひとつ。それから、費用、打ち上げ質量、クルーの作業時間が少ないこともポイント。最後に、原則としてサンプルの回収が不要なものとなっている(データのみをISSから受信する形式)。