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【ロボット名鑑】姫路ソフトワークス「JO-ZERO Type 2」
「ソード」と「JO-GUN」のオプションで新たなバトルの予感!

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2011年05月から、有限会社姫路ソフトワークスのホビー向け2足歩行ロボットキット「JO-ZERO」が、パワーアップして「Type 2」になって発売中だ。今回、開発中の新装備、「ソードユニット」と「JO-GUNユニット」の画像や動画も撮影することができたので、合わせて紹介させていただく。

JO-ZERO Type 2(以下、JO-ZERO)は、新開発のコマンド式サーボ専用CPUボード「HSWB-04F」を搭載し、ヒザが二重関節になったことでType 1より2軸増え、標準で22軸を持つ。搭載サーボモータは双葉電子工業株式会社製「RS304MD」だ。ちなみに、足首のサーボは差動軸配置から直交軸配置となってより精度が上がった。サイズは高さ300mm×幅170mm×奥行き(前後)100mmで、重量は約840g。Type 1同様に、U1K(1kg以下級)のロボットバトルにそのまま出られるキットとなっている。

そしてオプションパーツとしてひとつのサーボで5本の指をコントロールする「ハンド」も発売中で、これを装備することでモノをつかんだり投げたりが可能。さらに、ペンを持たせて文字を書いたり絵を描いたり、鉄棒や雲梯などもできたりする点が大きな魅力だ。今回、鉄棒を自分でつかんで逆上がりをするというパフォーマンスも見せてもらえたので、動画で紹介しよう(こちら)。

そして目玉が、現在開発中のソードユニットJO-GUNユニット。ソードは、オプションハンドを装備する必要があり、5指でつかんで持つ形だ。しかもツボを押さえており、左肩に装備した状態から、ちゃんと右腕でソードを引き抜いて構えることができる。

一方のJO-GUNは右前腕に装着するオプションパーツで、弾体を発射することが可能だ。ゴムを使ってリング状の弾体を発射する仕組みだが、弾体は意外と速度がある。ただし弾体そのものはかなり軽いので、JO-ZERO同士で撃ち合いをして被弾したとしても転倒するほどではないはずだ。弾倉には5発詰め込め、装填した1発と合わせれば最大で6発が発射可能。

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ちなみに、これらは従来にない遊び方を提供するためのパーツのひとつだ。姫路ソフトワークスの羽柴昂志さんに話を伺ったところでは、現在、JO-ZEROの胸部などにセンサを複数装備できるような仕組みのオプションパーツも開発中だという。それをソードで叩いたり突いたり、JO-GUNで撃って当てたりすると、斬られたり撃たれたりした判定になるというわけだ。

中遠距離ではJO-GUNで撃ち合い、弾切れになったらソードで接近戦を仕掛けるといった、従来にないバトルを楽しめるのである。まるで、いま子どもたちに人気の「ダンボール戦機」をイメージするような武器を持った闘いが想像され、従来のロボットバトルとは一線を画す革新的な内容であることから、非常に期待するところである。

そのほか、ほかにあまり見ない周辺機器として、「JO-ZERO専用外部電源ユニット」も発売中だ。要するにバッテリの消耗を気にする必要がなくなり、長時間にわたってモーションを作成したり、デモンストレーションを実施したりできるようになるというわけだ。

そして各種価格だが、JO-ZERO本体は12万9150円(税込)。オプションハンドは左右セットで2万円(税込)。専用外部電源ユニットは1万円(税込)。JO-GUNとソードは発売日、価格ともに未定だ。

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