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TOP >  イベントリポート >  記事2010年10月19日-a

地雷爆破にバトルロイヤルと前半から見所満載!
ロボットプロレス「できんのか!6」リポート前編

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本記事に関しましては、新企画で実験中の「東京ロボスポーツ新聞」、略して東ロポという少々アヤしい媒体として取材しております。

去る9月25日に、秋葉原のKONDO ROBOSPOTで開催された、ロボットプロレス興行「できんのか!6」。謎のマスクド・ロボットオペレーターのミステル・タマオ総統が率いる、草加ロボットプロレスリングが主催するイベントの第6弾だ(プロローグ映像はこちら)。

通常のロボットバトル大会とは異なり、試合によってはプロレスらしくスリーカウントフォールが採用されていたり、リング外への落下で即敗北(もしくは退場)といったルールを採用してるなど、プロレスファンも見て楽しめる内容となっている。今回はそうしたバラエティに富んだルールのもと、全5試合が行われた。まずは前編として、第1試合から第3試合までの模様をお届けする。なお、今回からロボットもレフリーが務める形だ。首のケガで引退した「ファントム」が、専属レフリーとなっている。彼の第2のプロレス人生を温かく見守ってやってほしい。

【第1試合 ワールドトライアウトマッチ 15分1本勝負 サアガ対ワルー】

第1試合は、ワールドトライアウトマッチ15分1本勝負。草加ロボットプロレスリングでワールドトライアウトを行って、アメリカで発掘したという“まだ見ぬ強豪”ガイジン・レスラーロボット「ワルー」が登場だ。総統曰く「スゴイ必殺技」を持っているそうで、日本上陸第1戦にも関わらず、第2代関東ロボットヘビー級王者の「サアガ」が迎え撃つという、破格の扱いとなった。このワルー、事前の情報ではシルエットのみが発表されており、いったいどんなガイジン・ロボットレスラーかと、東ロポ編集部でも注目。そして現れたのは、全高で軽くサアガの倍以上という、全身黒づくめの大型選手。ただし、ところどころ赤い下地が見え、「おまえ、○ルーだろ!?」などと、某マッチョ・ド○ゴンばりのツッコミを入れたいところだったが、それはしてはいけないお約束である。

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試合は、通常のスリーカウントフォールのあるルールで行われた。サアガが、数多くのレスラーを病院送りにしてきた必殺のバックドロップで、できんのか!が甘くないということをワルーの体に叩き込もうとする。しかし、さすがに体格差がありすぎて、なかなか投げることができない。そうこうしているうちに、故ブルーザー・ブロディばりのギロチンドロップをワルーが繰り出し、サアガがまさかのスリーカウント。ワルーは初参戦で、早くもチャンピオンに勝利し、ワールドトライアウト合格となった。今回、選手権ではなかったことは、サアガにとって幸いといったところか。ワルーもこれで完璧な実績を披露したことから、次はベルトへの挑戦を必ずや表明してくることだろう。試合の動画はこちらから。

サアガ●(5分36秒 ギロチンドロップ→体固め)○ワルー

【第2試合 「できんのか!」VS「大北京プロレス」~地雷爆破デスマッチ~ 15分1本勝負 サアガ対ワルー】

第2戦は、“涙のカリスマ”「くまたろう」の1戦で、「できんのか!」VS「大北京プロレス」と題した15分1本勝負だ。対戦相手は、大北京プロレスが送り込んできた1台、「ションマオ」。同団体は、総統がかつて中国にロボット留学をした時に面倒を見てもらったという友人のダーシャン氏が総統を務めている。親善大使的存在のションマオを相手に、さすがに無理はできないかと思いきや、観客席側とその対面の放送実況席側の2面のロープがすべて外され、場外に落ちると爆破が待つという、まさかの地雷爆破デスマッチがその場で発表された。ちなみに、ションマオはパンダの顔を持つロボットで、くまたろうはもちろんクマであることから、動物対決(しかも、クマ系同士)である。

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試合は、場外への転落をお互いに狙い合う、セオリー通りではあるがが緊張感のある一進一退の攻防が展開していく。最終的に、くまたろうがションマオを実況席側の場外へ落下させることに成功。しかも、ちょうどそこが地雷の真上だったため、爆風をまともに浴びてしまうという危険な事態に。結果、ションマオは担架で運ばれ、病院直行となり、くまたろうの勝利となった。試合の動画はこちらから。

くまたろう○(6分24秒 地雷爆破→KO)●ションマオ

なお、大北京プロレスのダーシャン総帥は、まさかションマオが負けるとは思っていなかったと推察されるが、ビデオレターの中で余裕の笑顔を見せつつも、早くも「できんのか!7」への協力を申し出て選手を送り込むことを宣言。大北京プロレスは動物ロボットレスラーの宝庫のようで、次は同団体のトップレスラーのニワトリ喧嘩番長「レグホーン」であることが発表された。しかも、関東ロボットヘビー級選手権試合となり、今回はワルーに敗れてしまったが、“鉄人”ルー・テーズか“怪物”ジャンボ鶴田かという、ヘソで投げる(ロボットにヘソがあるのかは未確認)必殺のバックドロップを持つサアガが迎え撃つこととなった。サアガは、常々、強豪々ガイジン選手との試合を欲しており、それがいよいよ叶うというわけだ。ダーシャン総統のビデオレターはこちらから。

【第3試合 KONDO時間差バトルロイヤル 時間無制限】

第3試合は、時間無制限のKONDO時間差バトルロイヤル。最初は2選手でスタートし、その後は1分経過ごとに次の選手がひとりずつリングイン。最終的に合計9選手が参加し、最後まで残った選手が優勝となるルールだ。ちなみに、フォールではなく、場外に転落すると退場である(動きがなくなったTKOでも退場)。そのため、落としやすいようにと4面すべてのロープが外されて行われた。スタミナの面などから後から入る選手ほど有利だが、先にリングインした選手同士で申し合わせ、後から来る選手を共闘して落としてしまうといった戦法を採ることもできるのが時間差バトルロイヤル。頭脳戦も必要なバトルなのである。

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試合のスタートを受け持つ2選手は、KONDO ROBOSPOT所属の「KHR-3HV」の(1)と(2)。カラーリングもノーマルで、差は頭頂部に貼られたテープの色の違いぐらいで、F1の同一チームの2台のマシンを区別するのよりも難しく、双子対決という様相で始まった。3選手目は、無敵超人ザンボット3ばりの額の三日月がカッコイイ「カルマ」。第2回ROBO-ONE Lightで3位に入った実力派である。そして、4選手目は意表を突いた多脚型(5足歩行)ロボットの「ブラックタイガー45」。しかし、出てきてわずかな時間でカルマを落とそうとして、同体でリング外へ。入ってきて10秒ほどで再びKHR-3HV対決に戻ってしまう。5選手目は、草加ロボットプロレスリング所属の中では唯一の女性選手で、第2代関東ロボットヘビー級タッグ王者の「デュナミス」。ただし、今回からレフリーに転向した「ファントム」とは夫婦ロボットレスラーなので、実は人妻である。

6選手目は、これまた多脚型の「ヴァンガァ」。6本足での移動と、車輪を利用した高速移動の両方を行え、これで青く塗装すれば、某思考戦車になりそうである。しかし、その車輪を利用した高速走行に対してリングが狭かったようで、登場してわずかでリングアウト。その直前にはKHR-3HV(1)が自爆しており、この時点でリングにいるのはKHR-3HV(2)とデュナミス。続いては、以前のできんのか!のバトルロイヤルでも主役として大活躍した、山手線(3両編成)が登場! 多脚型はともかく、山手線がロボットか!? と突っ込まれると身もふたもないのだが、観客が楽しめればいいのが(ロボット)プロレスだ! しかし山手線、攻撃方法はゼロ。あまりにも小さすぎ、体当たりすら意味をなさない。しかし、その一方で、その小ささのためにどの選手の攻撃も、まず当たらないため、うまく自爆を誘えば、最後まで残りそうである。

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続いては、第18回ROBO-ONE in 新発田でも違う意味で(笑)暴れたマスクドロボット「流血仮面」だ。その入場に気を取られている瞬間に、デュナミスがKHR-3HV(2)に強烈な投げを放ち、KHR-3HV(2)がリング外に消えた。流血仮面の方は、ジャンボ鶴田の“わざとらピクピク”ばりに倒れてケイレンするなど、小技を披露していく。最後は、近藤科学の売れ行き絶好調の多脚型「カメ型ロボット01」の上に乗った「KHR-1」という2台で1選手の「おぼっちゃまくん」。終盤は、ダウンした流血仮面を場外に落としたデュナミスを、さらにおぼっちゃまくんが重心の低さを利用して落とすことに成功。これで、山手線対おぼっちゃまくんに。と思いきや、戦場から離れた場所を走り回っていた山手線がコントロールをミスって、場外転落。おぼっちゃまくんが一気に優勝をもぎ取ったのであった。試合の動画はこちらから。

おぼっちゃまくん○(8分56秒 場外転落)●山手線 退場順:カルマ、ブラックタイガー45、KHR-3HV(1)、ヴァンガ、KHR-3HV(2)、流血仮面、デュナミス

なお、これらの試合は、「できんのか!」公式サイトからUSTREAMで視聴可能。2台のカメラを切り替えたり、実況音声が非常に聞き取りやすかったりと、すばらしい映像になっているので、ぜひご覧いただきたい。第4試合とメインイベントの第5試合、それとプラスアルファに関しては、後編でお届けする。

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