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美少女アキバガイドマスターと3機のロボットが
アキバロボットガイドチームを結成!

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5月26日に秋葉原で、秋葉原案内所の美少女アキバガイドマスターのマスダさんと、秋葉原で活躍するネコ店長、PaPeRo、ASIMOの3機のロボットが「アキバロボットガイドチーム」を結成、訪れたお客さんやプレスの案内を実施した(画像01)。

秋葉原案内所のアキバガイドマスターのマスダさんは、秋葉原の隅から隅までを知り尽くした女性。PCのパーツだろうがフィギアだろうが、さらには食事に関してまで秋葉原に関するものならありとあらゆることを教えてくれる、「人間秋葉原検索エンジン」ともいうべきスーパーガイドさんである。しかも、メイド服がとても似合う美少女ときているから、まさに鬼に金棒だ。そんなマスダさんが、先頃、大阪は通天閣の近辺の街を盛り上げようということで製作された「通天閣ロボ」の活躍ぶりを見て、「秋葉原にだっていっぱいロボットがいるのに、大阪だけなんて悔しいじゃないですか!」と思ったのが今回のチーム結成のきっかけだ。秋葉原でロボットショップを経営するアールティの代表取締役である中川友紀子氏に話をしたところ、今回の話に至ったというわけである。

3機のロボットについて紹介すると、ネコ店長はアールティのマスコットとしてお店に常駐している120cmほどのロボット(画像03)。お客さんを出迎えて癒しているだけでなく、イベントや展示会などにも出向いて八面六臂の活躍を見せている。ネコ耳の上、今回はメイド服まで着てきたことから、一見女の子かと思いきや実は男の子で、一人称は「ボク」なのだが、それは内緒だ。

画像02

PaPeRoは、NECが13年かけて開発している小型のコミュニケーションロボット(画像04)。愛・地球博などでも披露され、現在は同社のショールームや科学系の展示施設などで活躍中だ。2009年09月からはトライアルの有償貸し出し(月額5万円)がスタートし、この4月からは同社のクラサバ市場秋葉原店にも店員として常駐することとなり、今回、チームの一員にと声がかかったというわけである。通常、貸し出し用はキウイ(グリーン)とオレンジの2色のみだが、今回はイベント用などで使用されるライトブルー(PaPeRoは全7色ある)が参加した。

そしてASIMOは、いわずもがなのロボット界を代表する世界的なスーパースター(画像09)。このASIMOは、ASIMOを使ったイベントの数々を手がけているエンターテイメントボウルの所属で、その拠点が秋葉原ダイビル(ガンダムカフェの正面にあるビル)2Fの「Studio ASIMO」だ。ここは、ASIMOがイベントに備えてプログラミングをされているところや、トレーニングの様子を間近で見られる貴重な施設となっている。

今回は、まずラジオ会館1Fのコトブキヤ前に設置した秋葉原案内所(降雨が心配されたため、アーケードの下に構えた)で、マスダさん、ネコ店長、PaPeRoが通行人にアピール(画像02)。この日のため、両機とも特別なセリフが用意されており、愛敬を振りまいていた。特にネコ店長は、マスダさん曰く「アキバに初めて来た人の大多数がまず訪ねる場所」という、ヨドバシカメラとAKB48劇場の道案内をしっかり披露。身振り手振り付きで音声による案内をしていた。ヨドバシカメラとAKB48劇場を案内できたとして、マスダさんも「この2ヶ所を案内できれば、アキバガイドの新人としては合格です」とほめていた。

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続いて、秋葉原駅敷地内を抜け、秋葉原ダイビルへ。PaPeRoは特製の降雨対策が施されたキャリアー(ビニールカバー付きで、外からPaPeRoが見えるのがポイント)に入れられ、マスダさんが引っ張っての移動だ(画像06)。ネコ店長は10kgほどあるので、アールティのスタッフが抱えて移動(画像07)。そしてStudio ASIMOで出迎えてくれたASIMOも、この日はスペシャルプログラムとなっており、「マスダさん、ようこそいらっしゃいました」と挨拶。お得意の全身協調ダンスなどを披露したほか、ASIMOの得意技であるドリンクサービスも実演し、マスダさんとネコ店長、PaPeRoをねぎらっていた(画像11)。最後は、マスダさんを囲んでのフォーショット、ロボット3機だけでのスリーショットのフォトセッションを実施(画像12)。ASIMOが他のロボットと並ぶというのは、大型のロボット系展示会などのイベント以外ではあまりないため、なかなか貴重なイベントだったといえよう。

マスダさんに3機のロボットに囲まれた感想を聞いてみたところ、「美少女ハーレムならぬ、ロボットハーレムでとても嬉しいです」とこの上なく嬉しそうなコメントを返してくれた。なんでも、学生時代はロボットに関する工学系の勉強もしていたらしく、昔からロボットが好きだったそうである。「自分がトシを取ってガイドを引退しても、これで安心できます」としていた。アールティの中川氏は、「今後もさらに秋葉原のロボットたちで力を合わせて、イベントをやりたいですね」とコメント。近年、秋葉原には次々とロボットショップがオープンしているので、まだまだロボットたちがいるのである。ぜひ団結して、「ロボットもアキバ」を世界に発信していただきたい。

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