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「第4回ロボット大賞」が募集をスタート、9月30日まで
授賞式は11月26日に日本科学未来館にて実施

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2006年からスタートし、2008年まで実施されてきた「今年のロボット大賞」の名称をリニューアルし、隔年開催とした「ロボット大賞」。今年のロボット大賞の第1回から通算とし、今回は第4回として開催することになる。募集は8月09日からスタートし、自薦・他薦問わず9月30日(当日消印有効)まで応募が可能だ。

経済産業省は、ロボット産業を将来の日本の基幹産業のひとつに成長させることを目的として、ロボット産業育成に向けた取組を実施しており、2006年からスタートした「今年のロボット大賞」もその一環として行われていた。昨年は実施されず、隔年開催としたことから名称もリニューアルされ、「ロボット大賞」となったわけだが、ロボット大賞=経済産業大臣賞という図式は、これまでと変わっていない。なお、ロボットの定義は「センサー、知能・制御系、駆動系の3つの技術要素を有する、知能化した機械システム」だ。

応募の条件だが、まず対象となるのが、募集期間内に日本国内で活躍したすべてのロボットや部品、ソフトウェアとなる。募集期間は、2年ぶりの開催となるので、平成20年(2008年)9月から今年の9月までだ。部門は、サービスロボット、産業用ロボット、公共・フロンティアロボット、部品・ソフトウェアの4種類がある。サービスロボットは、オフィス、家庭、公共空間などで各種サービスを行なうロボットが対象。産業用ロボットは、工場などの生産現場での製造の一部を担うロボットだ。公共・フロンティアロボットは、災害時の生存者探索、災害復旧、宇宙・深海調査など特殊な環境で働くロボットの部門。そして最後の部品・ソフトウェアは、ロボットの一部を構成する部品またはソフトウェアが対象となる。

応募は、公式サイトから応募エントリーを行った後、応募用紙をダウンロードし、必要事項を記入した上で、映像などの参考資料と共に郵送で送付する形だ。

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審査については、有識者で構成される審査委員会が担当する。将来への市場創出への貢献度や期待度の観点から、(1)社会的必要性、(2)ユーザーの視点に立った評価、(3)技術的先進性などを審査基準に基づいて審査を行うとした。まず一次審査として、応募書類と映像をもとに各部門につき1~4件ほど、合計して10件程度の優秀賞を選出する。

応募締め切り以降のスケジュールは、11月中旬に優秀賞の発表が行われ、11月26日(金)に日本科学未来館において第4回ロボット大賞の発表および表彰式が行われ、翌27~28日の2日間に、日本科学未来館で一般公開(展示およびデモンストレーション)とシンポジウムが行われる。

なお、これまで大賞を受賞したロボットは、第1回(2006年)が富士重工業株式会社と住友商事株式会社による「ロボットによるビルの清掃システム」、第2回(2007年)がファナック株式会社の「2台のM-430iAのビジュアルトラッキングによる高速ハンドリング」、第3回(2008年)が株式会社タカラトミーの「Omnibot17μ i-sobot」となっている。

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