漆黒のKHR-3HV「BLACK LIMITED」が限定100台!
AC-DC充放電器の新製品「PC-101LR」も発売開始
近藤科学株式会社は12月09日、同社の二足歩行ロボット「KHR-3HV」のブラックカラーバージョン「KHR-3HV BLACK LIMITED」(以下、BLACK LIMITED)を発売することを発表した。限定生産で、100台のみとなる。機能的な変更はなく、価格はオープン価格。参考価格は11万9700円(税込)となっている。出荷開始予定日は12月16日(木)だ。
ノーマル機体では、アルミフレームはシルバーのアルマイト処理がされ、樹脂パーツはグレーで成型。今回のBLACK LIMITEDでは、どちらもブラックに変更されている。シールやネジ、ケーブルなどを除けば黒一色という形で、精悍なイメージなのが特徴だ。
また既存ユーザーのために、同時に「KHR-3HV用ブラックパーツセット」も発売を開始する。こちらは、4725円(税込)。ブラックの樹脂パーツのセットだ(ブラックアルマイト処理がなされたアルミフレームは同梱されていない)。このパーツセットを利用すると、ノーマル機体とBLACK LIMITEDの中間的な、シルバーとブラックの機体になる点が実はポイントである。こちらも12月16日(木)からの出荷。
そしてもうひとつ近藤科学の新製品が、本日、12月09日より出荷開始となる、リチウムポリマー、リチウムフェライト、ニッケル水素、ニッカド、鉛蓄電池対応のAC-DC充放電器「PC-101LR」だ。価格は2万790円(税込)。
安全機能が充実しており、リチウムポリマーおよびリチウムフェライトの充電時に必要なバランス充電機能を装備。ニッケル水素やニッカドの場合は、付属の温度センサーをバッテリに装着して充電を行うと、バッテリの温度があらかじめ設定しておいた充電停止最大温度に達すると、自動的に停止するという仕組みを持つ。さらに、サイクル充放電機能も搭載しており、長時間の放置でパワーや容量の落ちたニッケル水素やニッカドでも再び性能を向上させることが可能だ。
そのほか、白抜き文字のブラックタイプLCDの液晶ディスプレイや、ジョグダイヤルで操作できるなどを備えて、使い勝手も考慮。サイクル充放電機能を利用する際は、サイクルごとの放電および充電容量の履歴確認も容易に行えるというわけだ。さらに、バッテリタイプの選択、リチウムイオンおよびリチウムポリマーの電圧設定(充電池に合わせて3.6Vか3.7Vのどちらかを設定)、ニッケル水素およびニッカドの充電感度のデルタピークの深さの設定、サイクル充電待機時間、充電完了までの最大時間および最大容量の設定、最低入力電圧値(親電源の電圧低下時に動作停止電圧を設定)なども液晶ディスプレイで容易に行なえる。
また、ロボットユーザー向けとして、ROBOパワーセルCタイプおよびDタイプのコネクタに対応する「HVバッテリー充放電用変換コード」も付属だ。
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