TOP >  最新ニュース >  先週のニュース >  ニュース記事2011年09月28日-a

10月07日に発売する第7世代「ルンバ」700シリーズは
日本の多様な住環境と高いニーズに対応

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日本でも売り上げが伸びてきているという掃除ロボットの代名詞「ルンバ」。昨年は20万台を販売し、国別ではアメリカに次いで2位であることを、9月27日のプレスカンファレンスで開発元である米iRobot社のCEOコリン・アングル氏が紹介。そのリポート記事は、Responseにて分割して掲載予定で、1本目はこちら。そして、西洋にない畳敷きの和室への対応など、多様で高いニーズを要求するのが日本人であるとも。日本人が納得できるレベルのものを開発すれば、世界中のどこででも通用するというほどだそうだが、それを実現したとしてiRobot社が自信を持って送り出すのが、10月07日(金)から販売を開始する第7世代「ルンバ700」シリーズだ。

特徴は多数あり、まずひとつが高速応答プロセス「iAdapt」(アイ・アダプト)。数10のセンサからの情報を基に、毎秒60回以上も瞬間的な状況判断を行いながら、部屋の形状、面積、汚れ具合、家具などの障害物、段差といったさまざまな使用環境に即応して、40以上もの行動パターンから最適な動作を速やかに選択するというものだ。くまなくていねいに部屋を掃除させるための統合テクノロジーである。これにより、人工知能「AWARE」が持つ性能は最大限に発揮され、結果としてより複雑で障害物の多い実際の生活空間においても、同じところを平均して4回、角度を変えて清掃を行うので、一方向からでは取り切れなかったゴミも確実に除去が可能だ。

ふたつ目は、ルンバ700シリーズの政争力の根幹である「NEW3段階クリーニングシステム」に新たに搭載された「エアロバキュ」。かきこみながら吸い取るという、新しい吸引システムだ。高速回転するデュアルパワーブラシでかき込んだゴミをパワフルにダイレクトに吸引し、繊細なチリやホコリ、ダニの除去効率を高めている。なお、ダスト容器の実効容量を多くしたことから、手入れもしやすくなった。

そのほかセンサー系の特徴として、「ダートディテクトモード」がある。汚れのひどいところを念入り集中清掃してくれる機能で、特に汚れている箇所はブラッシングのような前後動作で集中清掃する仕組みだ。さらに、0.3μmの微細なゴミも99%以上除去する「ダストカットフィルター」や、壁や家具への接触の衝撃を最小限にするソフトタッチバンパーの素材をよりソフトなものに変更した点、バッテリ寿命が約1.5倍に伸びたことなどもある。

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価格はオープンだが、公式オンラインショップ・アイロボットストアの参考販売予定価格が発表されており、ベーシックモデルの「ルンバ760」は6万4800円(税込)。スタンダードモデルの「ルンバ770」は6万9800円(税込)だ。ハイグレードモデルの「ルンバ780」は7万9800円(税込)となっている。消耗品の「専用ダストカットフィルター2個セット」は3150円(税込)。700・500シリーズ共通バッテリは1万500円(税込)。700・500シリーズ共通「エッジクリーニングブラシ」は2100円(税込)と成っている。

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