TOP >  最新ニュース >  先週のニュース >  ニュース記事2011年09月25日-b

NEDOプロジェクト「『人間の心情と意図を理解する
人工頭脳エンジン』の開発」、文部科学大臣賞受賞

独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は9月16日、NEDOプロジェクトの7つの案件が、第10回産学官連携推進会議の産学官連携功労者表彰で受賞したことを発表した。案件のひとつである「『人間の心情と意図を理解する人工頭脳エンジン』の開発」が、文部科学大臣賞を受賞。

受賞者は、徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部教授の青江順一氏および株式会社言語理解研究所代表取締役の樫地真確氏。

受賞理由だが、まず青江氏に関しては、高速でコンパクトな辞書検索技術「ダブル配列法」を世界に先駆けて考案するとともに、大学発ベンチャー言語理解研究所と連携し、同技術を用いて人間の心情と意図を理解できる革新的な人工頭脳エンジンの開発に成功したことが評価された。国内企業との協業開発により、モバイルコンテンツ理解が実現するとともに、文章からの意味や意図抽出技術が実現され、多数の企業に導入されるなど、最先端技術として国内外で高い評価を受けている。また、同技術は今後「心の豊かさ」を実現するセラピー型ロボットコミュニケーションの必修技術として、医療・福祉・介護分野などへも応用されることが期待されているとした。

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