バンダイ、理工系プラモ「Exploring Lab.」シリーズ第1弾
「1/10 ISS船外活動用宇宙服」を明日9月23日に発売
株式会社バンダイは、明日9月23日(金・祝)に、“知の魅力”を伝えることをコンセプトとした理工系プラモデル「Exploring Lab.」(エクスプローリング・ラボ)シリーズの第1弾として、「1/10 ISS(国際宇宙ステーション)船外活動用宇宙服」を発売する。6月の東京おもちゃショーでも試作品(左の写真)を出展していたが、9月07日に正式な発売日が発表された。
1/10 ISS船外活動用宇宙服は、NASAが開発して国際宇宙ステーションに配備されている船外活動用宇宙服。EMU(Extravehicular Mobility Unit)とも呼ばれ、命綱なしで宇宙空間でも移動が可能な宇宙服である。
プラモデルは、1/10スケールで全高190mm。宇宙服内の気圧で膨らんだところを再現している。各関節が稼働し、頭部左右のヘッドライトもLEDにより発光する(出荷テスト用のLR-44ボタン電池3個が付属)。各部品の組み立てはハメ込み式なので、接着剤は不要だ。また、無重力環境で踏ん張るための足場である「APFR」(Articulating Portable Foot Restraint:関節付きポータブル・フット・レストレイント)と、専用台座も付属している。また、全20ページの組み立て説明書の内、7ページを使用して宇宙開発や宇宙服の歴史・基本構成・各部の機能などを解説。総パーツ数は198点だ。
そのほか、複数の層からなるヘルメットも忠実に再現しており、外側は太陽からの強烈な日差しを緩和するための金メッキのバイザーで、開閉スライド式となっている。その下の2層のクリアバイザーも再現されており、さらにヘルメットは着脱可能だ(右下画像)。また、LEDライトのついているヘルメットのカメラニットの着脱もできるようになっている。
さらに、船外活動での緊急時に使用する装置「セーファー」(SAFER:Simplified Aid for EVA Rescue)も着脱式で、可能形態にも可変可能。そして、船外活動用の電動工具のひとつである「ピストルグリップツール」と、握り専用の右手も付属。
価格は6300円(税込)。全国の模型店、玩具店、大型雑貨店、家電量販店、およびネット通販などで購入可能だ。