Robotma.com「チキチキロボマッチミニ!2011 6回目♪」
ゴブリンの5連覇が達成されたのか阻止されたのか!?
8月21日に東京は板橋のロボットショップRobotma.comで開催された、アスリート系二足歩行ロボット競技会「チキチキロボマッチミニ!2011 6回目♪」。今回は8台が参加、4つの競技によって争われた。
チキチキロボマッチミニ!2011は月一ペースで開催されており、複数の競技をこなし、各競技で得た得点の総合計で最終的な順位を決めるというもの。4つの競技は、「10mスラローム」、「ジムカーナ」、「ぷっちぷち一本橋!」(今回の新競技)、「玉入れ競争」だ。ぷっちぷち一本橋!は、30cm幅のスタイロフォームの上に敷かれたぷっちぷち(エアキャップ)の上にさらにゴムマットを敷き、その上を直線約5mを走り抜けるという内容だ。最後の玉入れ競争以外は走行系競技なのでタイムで順位付けが行われ、玉入れ競争のみは自陣に運んだお手玉やサイコロなどによる得点が決まる。また、小型機隊が不利にならないよう、足の長さなどから計算され、最初にハンデポイントをより多く与えられる仕組みなのも特徴だ。
結果、ブラックさんの「ゴブリン」が5連覇を達成。U1K機体なのでハンデ点が41点と参加機体中で2番目に多く、その上で4競技の内訳が2位が3回、3位が1回とバツグンの安定感。それにより、2位の多摩ロボットフレンド・シマさんの「ストロングマシン5号」を20点以上突き放す合計122点を獲得しての優勝となった。
さすがに5連覇達成ともなると、そろそろ主催者側もゴブリンイジメ(笑)を本格的に考えるべきだろう。不得意そうな競技を考え出すのはもちろんだが、日本のSUPER GTなど一部のモータースポーツに習って、前回の上位入賞者にはハンデが課せられるというのもありだ。チキチキロボマッチミニ!の場合なら、前回優勝者は本来のハンデ点から10点をマイナスする、連覇した場合はさらに5点ずつマイナス点を増やしていくといったことが考えられる。
何はともあれ、次回は参加者による包囲網も期待して(笑)、ゴブリン6連覇を巡る熱い攻防を期待したい。