TOP >  最新ニュース >  先週のニュース >  ニュース記事2011年07月27日-d

ロボット開発の高性能化や低コスト化などに貢献する
日本初のロボット用知能ソフトモジュールをNEDOが発表

独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は7月27日、モジュール(共通部品)化が特徴のロボット用知能ソフトウェア「NEDO-RTC」を公開することを発表した。NEDOは、ロボット用知能ソフトウェアをモジュール化し、効率的に高性能化したり低コスト化を図ったりする「次世代ロボット知能化技術開発プロジェクト」を推進中で、NEDO-RTCは同プロジェクトの成果だ。公開は、RTミドルウェアで知られる「Open RTM-aist」のサイトで行われるとしている。

公開は、同プロジェクトで開発されて互換性の検証を終えたものから行われる予定。「移動制御」、「環境認識」、「走行経路計画」、「コミュニケーション」などのモジュールが開発されている。具体的には、モジュールのソース、ドキュメント、問い合わせ情報が公開される形だ。

なお、NEDOは今回のNEDO-RTCの公開により、ロボット開発がこれまでのように各メーカー独自の技術によって進められることがなくなり、低コストで効率的に高性能なロボットが開発されていくことが期待されるとししている。

前の記事へ ページトップへ 次の記事へ