本田技研工業、電動二輪車「Ev-neo」を用いた実証実験
スペイン・バルセロナ市などと共同で実施
本田技研工業株式会社は24日、同社の英国現地法人ホンダモーターヨーロッパ・リミテッドが6月15日に、スペイン・バルセロナ市と共同で同社の電動二輪車「EV-neo」(イーブイ・ネオ)を用いた実証実験を7月初旬より行うことを発表したとした。同実証実験には、このほかにもスペインの同社現地法人モンテッサ・ホンダ・エス・エー、スペインの自動車ユーザー団体RACCも参加して行なわれる。発表会は、モンテッサ・ホンダにて行われた。同社として今回の実証実験は欧州における電動車両を使った初めてのものであり、今後の欧州市場における電動車両の発展に向けた重要な一歩となると認識している。
バルセロナ市は、登録されている全車両の内の約30%が二輪車という、欧州でも二輪ユーザーの覆い地域。なおかつ電動車両の導入にも積極的で、充電場所の整備拡充の推進や優遇税制を設けるなどをしている。実証実験では、市内のさまざまな業務にEV-neoを使用し、RACCが走行パターンや充電時間、使い勝手などの調査・分析を担当する。今回、モンテッサ・ホンダから市に貸し出されるEV-neoは18台で、1年間となる。